トゥモローランド、バイヤー山野邉彩美のスタイルヒストリー。
Fashion 2022.01.03
素敵に見える人たちは、どんなふうに自分のワードローブを作り上げてきたのか? 物選びのプロである女性たちに取捨選択してきたアイテムやマイルールについて聞いてみた。
物語や哲学のある服を選べば、循環するワードローブに。
山野邉彩美
TOMORROWLAND バイヤー
自分が集めてきたものは“作り手の表情や哲学が見えるもの”だと語る山野邉彩美。必然とワードローブにはジャケットやシャツ、コートが多くなった。
「会社では月曜日はジャケットとシャツの日と決まっています。良いものを身につけて仕事へのスイッチを入れることが習慣づいたら、自然とジャケットやシャツに興味が行きました。私は“物事を調べること”が好きなので、ブランドの物語やデザイナーのインスピレーション源、職人の技を調べれば調べるほど興味が湧いてくるタイプ。仕事柄、トレンドアイテムや新しいデ ザインを見る機会も多いのですが、自分のために買うものは、長く使えるかどうか、それを循環させていけるかというポイントを重視しています」
若い頃はその日の気分を服で表現したけれど、近頃は変わってきたと言う。
「いまは自分と向き合う時間が増えたのか、自然とシンプルなものを着るようになりました。バッグは持たないことが多いのですが、その代わりに作家もののファインジュエリーを選ぶとしっくりきます。歴史について興味を持ったメンズのヴィンテージのミリタリーパンツを穿いたりと、基本的にマニッシュなものが好きなんですよね」
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
---fadeinpager---
AYAMI YAMANOBE
トゥモ ローランドバイヤー。大学卒業後トゥモローランド、エディション、スーパーエーマーケットの店舗 に勤務。後に接客業をこなす傍ら、ディスプレイやバイイングに携わり、現職に至る。
トゥモローランド(ワンダラー)
0120-983-511(フリーダイヤル)
*「フィガロジャポン」2021年12月号より抜粋
photography: Masaki Miyashita editing: Michino Ogura