大人のチノパン講座。

ワードローブのエッセンシャルアイテムであるチノパンを、4つのキーワードに合わせて2022年的なスタイリングにアレンジ。大人の女性のためのチノパン講座、いざ開講。

THEME 1

New Traditional
スクールルックをトレンドアイテムで刷新。

チノパンにシャツを合わせたマニッシュスタイルを、フェミニンなボレロが包み込む。腰穿きしたウエストから覗くトランクスもポイント。

パンツ￥28,600/エドウィン フォー マーガレット・ハウエル(マーガレット・ハウエル)　ボレロ￥97,900/アンスクリア(アマン)　シャツ￥34,100/ロエフ(ユナイテッドアローズ 原宿本店)　トランクス￥6,050/サンスペル(サンスペル 表参道店)　ベルト￥11,000/ガリャルダガランテ(ガリャルダガランテ 表参道店)　靴下￥2,200/リノ(グッドスタンディング)　サンダル￥138,600/エルマンノ シェルヴィーノ(ウールン商会) 

チェックジャケット、ライン入りのスクールニット、キルトローファー。スタイルの軸となるのはトラッドの王道アイテムでも、ジャケットの内側にスポーティなトラックジャケットを一枚プラスするだけで、ここまでフレッシュな表情に。

パンツ￥22,000/リーバイス® メイド & クラフテッド® (リーバイス・ストラウス ジャパン)　ジャケット￥64,900/デパリエ(ビギ DÉPAREILLÉ 事業部)　インナーのトラックジャケット￥23,100/ミディウミソリッド(マザーズ インダストリー)　中に着たベスト￥13,500/コス(コス 銀座店)　ベルト￥6,490/バナナ・リパブリック　ローファー￥59,400/トリー バーチ(トリー バーチ ジャパン)

トップの前身頃にあしらわれたレースとレタードベストのクロップト丈で、ベージュチノ×ホワイトブラウスの定番スタイルにエレガンスとトレンド感をプラス。足元はトラディショナルなレースアップシューズを合わせて、メンズライクにまとめるのがお約束。

パンツ￥16,500/バズリクソンズ(ビショップ)　ベスト￥35,090/タカヒロミヤシタザソロイスト.(タカヒロミヤシタザソロイスト.アオヤマ)　シャツ￥249,700/エルマンノ シェルヴィーノ(ウールン商会)　ベルト￥20,900、靴下￥4,950/ともにマーガレット・ハウエル　バッグ￥61,600/MHL.　シューズ￥25,300/ドクターマーチン(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)

チノパンスタイルの永遠のアイコンであるアニー・ホールよろしく、タックインしたシャツをタイドアップして。コンパクトなウエスタンシャツを羽織ることで、アメカジルックを現代的にモディファイ。

パンツ￥35,200/イレーヴ　ジャケット￥38,500/フィル ザ ビル(フィル ザ ビル マーカンタイル 青山)　中に着たポロシャツ￥16,500/ラコステ(ラコステお客様センター)　コインネックレス￥41,800/ジジ(ホワイトオフィス)　ネックレス￥34,100/スワロフスキー・ジュエリー(スワロフスキー・ジャパン)　メンズのネクタイ￥18,700/マーガレット・ハウエル　靴下￥1,760/アダム エ ロペ　シューズ￥52,800/ペリーコ(アマン)

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THEME 2

Paradise Bohemian
ドリーミーなムードへ誘うテクスチャー使い。

ボリュームあふれるシルエットとサイドポケット、ウエスト両端にあしらわれたバックルが、チノパンのルーツでもあるミリタリーのエッセンスを感じさせる一本。絞り染めが施されたとろみのあるブラウスと総レースのスカーフで、優雅なジョッキースタイル風に。

パンツ￥13,400/バナナ・リパブリック　ブラウス￥24,200/ロク(ロク 渋谷キャットストリート)　メガネ￥36,300/アヤメ　スカーフ￥23,100/スタンドアローン(ジャーナル スタンダード 自由が丘店)　スニーカー￥13,200/アグ®(デッカーズジャパン)

スリップドレスとフェティッシュな赤の差し色で、アメリカンライクなスタイルをリュクスに格上げ。

サスペンダー付きパンツ￥39,600/カレンテージ(メルローズ)　スリップドレス￥69,300/ラグ & ボーン(ラグ & ボーン 表参道店)　インナーのタンクトップ￥17,600/アンスクリア(アマン)　デニムベスト￥73,700(予定価格)/オープニングセレモニー(イーストランド)　ハット￥8,030/カンゴール(カンゴール ヘッドウェア)　パールネックレス￥59,400/プリーク(エディション 表参道ヒルズ店)　コンチョネックレス￥49,500/ジジ(ホワイトオフィス)　パンプス￥93,500/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)

アウトドアブランドであるグラミチのクライミングパンツは、アーシーなスタイルに最適な一本。ビーズネックレスと花柄のグローブ、スエードのミュールで彩られた牧歌的なムードに、シースルーのトップでエッジを効かせて。

パンツ￥11,000/グラミチ パフォーマンス(インス)　トップ￥9,900/アダム エ ロペ　ベスト￥10,900/デシグアル(デシグアル 東京 銀座中央通り)　コインネックレス￥253,000/ジジ(ホワイトオフィス)　ビーズネックレス￥34,100/パーム・エンジェルス(イーストランド)　グローブ￥23,100/アナ スイ(アナ スイ ジャパン)　ミュール￥20,900/ジョニー ブル(ウィム ガゼット 青山店)

パッチワークデザインにクラフトマンシップを感じるショート丈のチノパンには、レースアップのシャツとペイズリー柄のバンダナ、ラバーブーツを合わせてアウトドアテイストに。首元とたくし上げた袖口から覗くフリルブラウスの柔らかなテクスチャーが、フェミニニティを添える。

ハーフパンツ￥56,100/イザベル マラン エトワール(イザベル マラン)　シャツ￥39,600/ロク(ロク 渋谷キャットストリート)　インナーのブラウス￥147,400/ケイト(ビオトープ)　バンダナ￥14,300/スロー、ベルト￥24,200/プントヴィータ(ともにウィム ガゼット 青山店)　メンズのロングブーツ￥19,800/エーグル(エーグル カスタマーサービス)

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THEME 3

Beige Gradation
ベージュを重ねて、シック&エレガントに。

繊細なベージュのグラデーションとシアー感のあるニットトップで奥行きをプラス。

メンズのパンツ￥6,990/ギャップ(ギャップ 新宿フラッグス店)　ニット￥27,500/ラインヴァンド(ラインヴァンド カスタマーサポート)　中に着たブラトップ￥9,680/ベースレンジ(エイチ ビューティ&ユース)　インナーパンツ￥13,530/タアラ クロージング(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)　ピアス(右耳)￥18,700、ピアス(左耳)￥15,400/ともにイレーヴ　イヤカフ￥37, 840/トムウッド(トムウッド プロジェクト)　ベルト￥15,400/ガリャルダガランテ(ガリャルダガランテ 表参道店)　サンダル￥68,200/リビアナ コンティ(グルッポタナカ)

デザイン面でのアクセントとしてはもちろん、腰回りやヒップに遊びが生まれる実用性もワンタックパンツの魅力。そんなアクティブなキャラクターをインスピレーション源に、スポーティなトラックスーツのセットアップをレイヤード。タフなチノクロスと軽やかなナイロンファブリックのコントラストがパンツの存在感を際立たせ、ワントーンのミニマルなコーディネートに奥行きと遊び心を添える。

パンツ￥47,300/スタジオ ニコルソン(インコントロ)　プルオーバー￥28,600、中に穿いたパンツ￥25,300/ともにロク(ロク 渋谷キャットストリート)　中に着たタンクトップ￥12,100/フィーニー　シューズ￥29,700/デ・プレ

タックのディテールと裾にかけて流れるシルエットがスラックスのよう。ユニフォームライクに着こなして。

パンツ￥30,800/ウィム ガゼット(ウィム ガゼット 青山店)　シャツ￥64,900/ナヌーシュカ(ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店)　中に着たニット￥7,590/アドリアナ ケイ フォー スティーブンアラン(スティーブン アラン シンジュク)　メガネ￥39,600/モスコット(モスコット トウキョウ)　ベルト￥22,000、靴下￥3,300/ともにマーガレット・ハウエル　バッグ￥185,900/エムシーエム(エムシーエム ギンザ ハウス ツヴァイ)　ローファー￥126,500/ジェイエムウエストン(ジェイエムウエストン 青山店)

優雅なシルエットを描くワイドシルエットの一本には、深く開いたVネックとクロップド丈が特徴のカーディガンを一枚でサラリと合わせて女性らしく大胆に。

パンツ￥36,300/ロエフ、靴下￥6,600(2足セット)/ババコ(ともにユナイテッドアローズ 原宿本店)　カーディガン￥83,600/ヴェロニク ルロワ(アダム エ ロペ)　ハット￥13,200/ラインヴァンド(ラインヴァンド カスタマーサポート)　サングラス￥50,600/サンローラン バイ アンソニー・ヴァカレロ(ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス)　バンダナ￥9,350、ベルト￥7,700/ともにMHL.　サンダル￥134,200/マノロブラニク(ユナイテッドアローズ 六本木ヒルズ店)

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THEME ４

Skin Conscious
素肌を味方に、女性だけのスタイルを謳歌。

ショートパンツにコンパクトなタンクトップを大胆に合わせて表現したのは、今季のトレンド“スキンコンシャス”。トップとボトムレイヤードしたスイムショーツのチェッカーパターンの柄使いで、アクティブなスタイルをモードに昇華。

メンズのショートパンツ￥75,000/ルメール(スクワット/ルメール)　タンクトップ￥47,300/ナヌーシュカ(ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店)　中に穿いたスイムショーツ￥13,200/レピドス(ビューティ & ユース ユナイテッドアローズ 湘南店)　ベルト￥15,400/MHL.　パンプス￥133,100/セルジオ ロッシ(セルジオ ロッシ カスタマーサービス)　タイツ/スタイリスト私物

シルエットにメリハリをつけて2タックパンツのボリューム感を強調。メンズライクなムードの中に、シアーなトップで色気を漂わせる。

ハーフパンツ￥22,000/リノ(グッドスタンディング)　トップ￥30,800/ヘンネ(ヘンネ カスタマーサポート)　ピアス￥56,650/トムウッド(トムウッド プロジェクト)　サングラス￥45,100/ボッテガ・ヴェネタ(ケリング アイウエア ジャパン カスタマーサービス)　ベルト￥11,000/カイコー　バッグ￥133,000/ルメール(スクワット/ルメール)　靴下￥3,300/サンスペル(サンスペル 表参道店)　ローファー￥24,200/ドクターマーチン(ドクターマーチン・エアウエア ジャパン)

ガーリーな肩のノットとシアー感のあるボーダー状の凹凸が豊かな表情を生むワンピースに、スリムフィットのハーフパンツをさりげなく忍ばせて。バケットハットやボリュームあふれるサイドゴアブーツといったアクセサリーと相まって、センシュアルに透けるブラックのベールの下でチノパンのボーイッシュなキャラクターがより一層際立つ。

メンズのハーフパンツ￥14,300/ラコステ(ラコステお客様センター)　ワンピース￥46,200/マラミュート(ユナイテッドアローズ 横浜店)　ハット￥24,200/エムシーエム(エムシーエム ギンザ ハウス ツヴァイ)　ベルト￥25,300/シー(エスストア)　ブーツ￥70,400/ダイリク

ユーティリティウエアのセットアップとして、トップはギャザーボレロ、ボトムはハーフチノとレイヤード。時代性を反映したスポーティなコーディネートがシックに映るのは、全体をベージュ&ブラックのモノトーンでまとめているから。足元はレディライクなヒールシューズが絶対条件。

メンズのハーフパンツ￥6,490/エル・エル・ビーン(エル・エル・ビーン カスタマーサービスセンター)　ブラトップ￥79,200、中に穿いたパンツ￥134,200/ともにケイト(ビオトープ)　ブラウス￥33,000/ヘンネ(ヘンネ カスタマーサポート)　バッグ￥28,600/ステート オブ エスケープ(サザビーリーグ)　ブーツ￥75,900/エレメ(アマン)

＊「フィガロジャポン」2022年6月号より抜粋