アイコンバッグに宿る、ものづくりのものがたり。 グッチを代表する名作の新章、「ジャッキー 1961」。

Fashion 2023.02.28

イタリアに生まれた創業者のグッチオ・グッチはイギリス・ロンドンの最高級ホテル「サヴォイ・ホテル」で働いた際、貴族など上流階級の人々の嗜好を学び、イギリスの美学を吸収した。帰国後の1921年、フィレンツェにレザーグッズ専門店として「グッチ」をオープン。

ロンドンで磨いた感性とイタリアの職人技を組み合わせた上質なバッグが大好評を得て、レザーを軸に乗馬の世界にインスパイアされた靴や小物類を展開。グリーン・レッド・グリーンの“ウェブ ストライプ”やホースビットをあしらったローファーなどアイコニックなモチーフやアイテムを次々に発表。第二次世界大戦で上質な素材の調達が困難になった際も、バッグのハンドルに軽量かつ丈夫なバンブーを使用して大ヒット。これはフィレンツェの職人による画期的なアイデアと職人技の賜物だったという。洗練された仕上がりのバンブーバッグは多くのファンとフォロワーを生むことになる。

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稀代のスタイルアイコンが愛した、上品でユースフルなバッグ。 

こうして1950年代には王族や富豪、セレブリティに愛されるラグジュアリーブランドとしての地位を確立していたグッチ。さらに、1961年に誕生した丸みのあるフォルムのソフトなレザーバッグ「ジャッキー」によって世界的な人気を獲得する。

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1960年代の「ジャッキー」。フロントにあしらわれたアイコニックなグリーン・レッド・グリーンの“ウェブ ストライプ”は馬具の腹帯に着想を得て1950年代に誕生したもの。ピストンクロージャーもグッチならではのディテール。

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1960年代〜1970年代初頭の「ジャッキー」。

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Celebrity 

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ジョン・F・ケネディ国際空港にて、スエードの「ジャッキー」を手にしたジャクリーン・ケネディ・オナシス。
photography: New York Daily News Archive/Getty Images

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近年では活動家としても知られる名女優/シンガーのバーブラ・ストライサンドも愛用者のひとり。写真は1969年、映画『晴れた日に永遠が見える』のロケ地にて。
photography: Getty Images

上質な素材とエレガントなハーフムーンシェイプ、シンプルで合わせやすいデザイン、高い機能性と魅力的な要素をあわせもった「ジャッキー」。1960〜1970年代にかけて、ジェットセッターたちのマストハブとして世界的に知られるようになる。

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時代と共に歩んできた名品の新章、「ジャッキー 1961」。

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バッグ「ジャッキー 1961(ミディアム)」(H24.5×W36.5×D4.5cm)¥325,600/グッチ(グッチ ジャパン)

その後、1999年、2009年と約10年のスパンで時代に合わせてアップデートを続けてきた「ジャッキー」。2020-2021秋冬シーズンには、最新のアップデートとしてバッグの誕生年を冠した「ジャッキー 1961」を発表した。丸みのあるフォルムやピストンクロージャーはそのままに、より洗練されたシルエットにチェンジ。また、これまでになかった取り外し可能な長めのショルダーストラップが付き、さまざまな持ち方がかなうようになった。

こちらはグッチが誇る素材“GGスプリーム キャンバス”を使用した「ジャッキー 1961」。歴史のある素材だが、近年では環境への負荷を最小限に留めるなどサステナビリティに配慮した製造方法にシフト。デザインだけではなく、素材やものづくりの工程にもアップデートが図られている。

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バッグ「ジャッキー 1961(ミディアム)」(H25×W35.5×D4.5cm)¥360,800/グッチ(グッチ ジャパン)

多様化する嗜好やシーンに合わせて、サイズ、色、素材のバリエーションが広がったのも「ジャッキー 1961」の特徴。サイズはミディアム、スモール、ミニの3種類。素材は“GGスプリーム キャンバス”とレザーに加えて、2023年クルーズコレクションではラフィアやストロー、ベルベットなども仲間入りした。

こちらは上質なカーフレザーで仕立てたタイプ。加工工場から重金属の排出をなくすなど、レザーにおいてもエコフレンドリーな取り組みを進めている。大きめのミディアムサイズでシックなブラックのバッグはビジネスシーンでも活躍間違いなし。

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バッグ「ジャッキー 1961(スモール)」(H19×W27.5×D4cm)¥338,600/グッチ(グッチ ジャパン)

こちらはスモールサイズ。スモールといっても財布やスマートフォンといった必需品が楽に入る大きさで、普段使いに重宝する大きさ。クリーンなホワイトレザーはどんな色のウェアとも合わせやすいうえ、着こなしに洗練された印象を与えてくれる。

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バッグ「ジャッキー 1961(ミニ)」(H13×W19×D3cm)¥267,300/グッチ(グッチ ジャパン)

アクセサリー感覚でコーディネートにプラスしたい、コンパクトなミニサイズ。スマートフォンがすっぽり入る大きさでクロスボディにできる長めのストラップ付きなので、イベントやパーティなど両手を空けたい時にも重宝。

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バッグ「ジャッキー 1961(ミニ)」(H13×W19×D3cm)¥267,300/グッチ(グッチ ジャパン)

豊富なカラーバリエーションも「ジャッキー 1961」の魅力。ミニサイズの色展開は現在6種類。先に紹介したレッドやベーシックな黒といった深みのある色のほか、明るいライトピンクもラインナップ。

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バッグ「ジャッキー 1961(ミニ)」(H13×W19×D3cm)¥267,300/グッチ(グッチ ジャパン)

ライトブルーは着こなし次第でエレガントにもカジュアルにも振れる万能カラー。ぱっと目を引く色なので、シンプルなコーディネートのアクセントにもぴったり。

グッチ公式サイトへ

●問い合わせ先:
グッチ ジャパン クライアントサービス
0120-99-2177(フリーダイヤル)

editing: Naoko Monzen

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