ミラノコレクションで見つけた、注目ルック。

Fashion 2023.03.08

ミラノコレクションレポート第2弾をお届けします。
デザインチームによる伝統と未来をつなぐリアルなスタイルを提案したグッチ、若き才能、マクシミリアン・デイヴィスが描く新しいフェラガモ、ドルチェ＆ガッバーナのサポートを受けてミラノでショーを開催したトモコイズミなど、ブランドのアイデンティティを大切にしながらも個性豊かにモダンにアップデートしたブランドの世界観におしゃれ心をくすぐられる。

Gucci
チームで描いた、グッチ流のリアルコーディネート。

デザインチームで手がけた今季のグッチ。1900年代から2000年代初頭にかけてのグッチのコードを取り入れつつもモダンなリアルクローズとして表現。ランジェリーライクなシアーなスタイルにエコファーのコート、マスキュリンなジャケットスタイルといったブランドの伝統あるクラフトマンシップと現代的なスタイリングが見事に合わさり、伝統へのリスペクトと未来への希望感じるコレクション。ホースビット付きのバッグやラバーソールのローファーにも注目！セレブリティは橋本愛さん、マネスキン、三吉彩花さん、中国からはシャオ・ジャン、クリス・リーなどが来場。

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橋本愛　©︎Getty Images

マネスキン　©︎Getty Images

三吉彩花　©︎Getty Images

クリス・リー　©︎Getty Images

シャオ・ジャン　©︎Getty Images

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Jil Sander
ビョークの音楽にのせた、ジルサンダーのシルエットプレイ。

ルーシー＆ルーク・メイヤーが手がけるジルサンダーは、ビョークの「Alle Neon Like」にのせてショーを発表。全体的にオーバーサイズのシルエットながら、レザーのバイカールックやウエストシェイプのラインなど、モダンなバランスに。チェリーやキャンディモチーフのプリントアイテムも新鮮。一見ナチュラルに見えながらもエアリー、ロング、浮遊感をキーワードに、テクニカルなアイデアも豊富に散りばめられた。ドローストリングなどで遊びを効かせたボリュームあるパンツやスポーティなドレスルックなども素敵。フィナーレはバラ柄のドレスが登場。

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Ferragamo
1950年代の女優をモダンに表現した、フェラガモ。

若き才能、マクシミリアン・デイヴィスによるフェラガモの秋冬は、1950年代の銀幕スターをインスパイア源にボマーシルエット、ウエストシェイプなど新鮮なシルエットで美しく表現。エキゾチックなプリントやスラッシュディテール、新しいハウスカラーである赤、イエロー、ターコイズなども。セレブリティはNCTのジェノやハンター・シェーファー。

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Dolce&Gabbana
ドルチェ＆ガッバーナはお得意のセンシュアルなムードをアップデート。

センシュアルをテーマに、レース、チュール、シフォンを用いた多彩なる黒をメインに、マスキュリンな白、情熱的な赤のルックを発表したドルチェ＆ガッバーナ。まるでジュエリーを纏うかのようにブラを纏い、フェザーが揺れる。セクシーとはまた異なる、女性が内面に秘める美しさをドラマティックに表現。キム・カーダシアンも来場。

キム・カーダシアン ©Dolce&Gabbana

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Tomo Koizumi supported by Dolce&Gabbana
「花束をお忘れなく」。トモコイズミはミラノでショーを開催。

小泉智貴によるトモコイズミのショーは、ドルチェ＆ガッバーナのデザイナーが主催する若手クリエイター支援プロジェクトの一環としてミラノで開催。「花束をお忘れなく」というメッセージとともに発表され、ドルチェ＆ガッバーナから提供されたテキスタイルをデザインしたラッフルドレスや着ぐるみのような色鮮やかなスタイルを見せた。

@Tomokoizumi @Dolce&Gabbana

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BottegaVeneta
職人技が集結した、ボッテガ・ヴェネタ流のモードパレード。

クリエイティブ・ディレクターのマチュー・ブレイジーは、古代の神話や未来派の作品、そしてパジャマなどをインスピレーションソースに、透け感のあるシュミーズやナイトシャツ、まるで鱗のようにレザーを用いたクラフト感あるルックなどを発表。「イタリアのパレードというアイデアがとても気に入りました。行列や摩訶不思議なカーニバル。どこからともなくたくさんの人たちがやって来て、どういうわけかみなその場に収まり、同じ方向へと向かっていくのです。階級に関係なく、誰もが参加できる場所人々が集まるのはなぜなのか、見つめたいと思いました」と語るマチュー・ブレイジー。ボッテガのクラフトマンシップあふれるパレードに会場が沸いた。新作の小物にも職人技がふんだんに！

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©BottegaVeneta

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Giorgio Armani
フェイスパウダーのような軽やかさを纏ったジョルジオアルマーニ。

「Cipria」＝フェイスパウダーをテーマにモデル３人がベンチでおしゃべりしている様子からスタート。シルクの光沢あるパンツにワンボタンのトレンチ、まさにパウダーカラーのニュアンスあるベージュのコーディネート、そしてチークのようなピンク。アジアンシックなシルエットやベレー帽などのブランドが得意とするディテールもありつつ、イタリアンモダンが光るシックなコレクション。ラストはモデルがお化粧しながらウォーキング。