若手スタイリストが買いたい、この10着 ベーシックにプラスしたい遊び心。【スタイリスト嶋﨑由依】

ファッションへのアンテナを常に張り巡らせているエネルギッシュなスタイリスト4人。今季、新たな10アイテムを買い足すとしたら？　“好きと個性”が詰まった春のお買い物計画を紹介。

Yui Shimazaki

異なるテイストをミックスさせて着るのが嶋崎由依のスタイル。

「根底はベーシックなものが好きなのですが、全身それで通すのは少し照れくさくて。たとえばロマンティックなブラウスが着たい時は、どこかにヴィンテージやメンズアイテムを交ぜますね。スタイリングに抑揚をつけて着るのがしっくりくるんです。今回のカーディガン（3）もメンズですが、刺繍や形違いのボタンで少しヴィンテージライクなところがお気に入り。尖りすぎず、どこか愛嬌のあるものに惹かれます」

友人とファッションについて話したり、ジャンル関係なく国内外の雑誌を読み漁る時間が至福のひとときだという。

「韓国の大学のファッション系の学部に留学していたので、業界で働く現地の友達とはよく日韓のブランドについて情報交換しています。このバッグ（5）も現地で見つけて一目惚れしたものです」

1. ［ Dries Van Noten ］

ドリス ヴァン ノッテンのレジンリング

「透明感と丸みで強い印象になりすぎず、お守りのような安心感を感じます」　￥41,800

2. ［ Mussels and Muscles ］
マッソーズアンドマッソーズのストーンピアス

「大きさの異なる石のビーズが連なっていて、華やかなオケージョンからカジュアルな服装までなじみます」　（右）￥30,800、（左）￥34,100/ともにショールーム ロイト

3. ［ Celine Homme by Hedi Slimane ］
セリーヌ オム バイ エディ・スリマンの刺繍カーディガン

「手の込んだディテールが美しい。女性でも着やすいサイズ感です」　￥737,000（予定価格）/セリーヌ ジャパン

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4. ［ Jil Sander by Lucie and Luke Meier ］
ジル サンダー バイ ルーシー アンド ルーク・メイヤーのホワイトスカート

「軽やかな素材と動いた時の揺れ方が美しくてときめきました。思わずスキップしたくなる!」　￥539,000/ジルサンダージャパン

5. ［ Cosmoss ］
コスモスの巾着バッグ

「バッグの口を巾着袋のようにリボンで絞れる。形を変えて楽しみたい」　（H25×W31cm）￥15,834

6. ［ Loewe ］
ロエベのチャンキーパンプス

「可愛さだけでなく、履いた時の適度なホールド感まで兼ね備えていて心憎い！」（ヒール9cm）￥101,200/ロエベ ジャパン クライアントサービス

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7. ［ Roger Vivier ］
ロジェ ヴィヴィエのチェーン付きコインパース

「ミニサイズなので、コーディネートにアクセサリー感覚で取り入れたい」（H7×W8.5×D3cm）￥105,600/ロジェ・ヴィヴィエ・ジャパン

8. ［ Miu Miu ］
ミュウミュウのスポーティドレス

「胸元はセクシーなビュスチエ風ですがスポーティな素材と相まって、いまの気分にぴったり」　ドレス￥429,000、ブラ￥85,800（ともに予定価格）/ともにミュウミュウ クライアントサービス

9. ［ Renaissance Renaissance ］
ルネサンス・ルネサンスのブラックジャケット

「レバノン出身のデザイナーが手がけるパリのブランドで、袖とウエストの特徴的なシルエットが好み」　￥116,000/エッセンス

10. ［ Yasmine Eslami ］
ヤスミン エスラミのソフトブラ

「Tシャツに重ねたり、レイヤードしてストラップを見せたりするだけでコーディネートのスパイスに」　￥17,380/ガブリエル ペコ

＊「フィガロジャポン」2023年6月号より抜粋