新時代のシックを考える、2023AWコレクションリポート フレアvsペンシル、クラシカルなスカートで女らしさを謳歌して。
Fashion 2023.07.26
服作りの本質を探求するクリエイション、上質なファブリックの持つ力、アトリエの高度な職人技。それらすべてを集約して、ファッションの原点から新しいスタートを切った2023年秋冬。ランウェイから発信されたのは、意外性と普遍性が共存する美しい服。何もかもが変わり続ける世界において、もう一度シックの基本に立ち返ろうというデザイナーたちの思いがそこには込められている。ロゴやストリートの主張はいらない。着る人が主役のリアルな本物。自由と意志を纏うシック新時代をここに宣言します。
Sophisticated Skirt
フレアvsペンシル、クラシックスカートが大復活。
エレガンス回帰とともにボトムの主役はスカートにシフト。なかでもミモレ丈フレアと膝下丈ペンシルが今季の2大マスト。ある時はふんわりと裾を揺らしながら、ある時はタイトなボディラインで魅せて、とダブルのおしゃれを手に入れよう。クラシック感はキープしつつも、素材を刷新、ローライズのバランス重視など、どこかにツイストを加えるのが今季の鍵。新感覚の女らしさを謳歌する季節へ向かって。
Editor's Voice
足元はパンプスで洗練度アップ。でも、全身クラシックだと野暮になる。あえてバッドテイストに仕上げたグッチ、ラフなミリタリーセーターを合わせたプラダが参考例。正反対のイメージをほんのりプラスするのがモードに仕上げるコツ。
足元はパンプスで洗練度アップ。でも、全身クラシックだと野暮になる。あえてバッドテイストに仕上げたグッチ、ラフなミリタリーセーターを合わせたプラダが参考例。正反対のイメージをほんのりプラスするのがモードに仕上げるコツ。
>>新時代のシックを考える、2023AWコレクション。
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*「フィガロジャポン」2023年8月号より抜粋
photography: Spotlight editing: Kaori Tsukamoto
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