新時代のシックを考える、2023AWコレクションリポート ありえないレイヤード術がベーシックを最新モードに昇華!?
Fashion 2023.07.30
服作りの本質を探求するクリエイション、上質なファブリックの持つ力、アトリエの高度な職人技。それらすべてを集約して、ファッションの原点から新しいスタートを切った2023年秋冬。ランウェイから発信されたのは、意外性と普遍性が共存する美しい服。何もかもが変わり続ける世界において、もう一度シックの基本に立ち返ろうというデザイナーたちの思いがそこには込められている。ロゴやストリートの主張はいらない。着る人が主役のリアルな本物。自由と意志を纏うシック新時代をここに宣言します。
Way of Layering
ベーシックを刷新するスタイリング術を追え!
リアルクローズが基本の今季、新しさの決め手はそのスタイリング術にあり。シャツやジャケットをダブルで着る、アウター・オン・アウターのヘビーな重ね技、ジャケットに透けるスカートのコントラスト、パンツにスカートを合わせる懐かしのコーディネートも。極めつきはストッキングにツインニットをインしたミュウ ミュウの着こなし。ありえないレイヤードがベーシックを最新モードに変換している。
Editor's Voice
どんなアイテムよりスタイルよりレイヤードテクがトレンドの要ともいえる今シーズン。そのポイントは違和感と意外性。アウター3枚に下はショーツだけ? ストッキングが見えてていいの? 思わず二度見する悪趣味スレスレのセンスこそモード。
どんなアイテムよりスタイルよりレイヤードテクがトレンドの要ともいえる今シーズン。そのポイントは違和感と意外性。アウター3枚に下はショーツだけ? ストッキングが見えてていいの? 思わず二度見する悪趣味スレスレのセンスこそモード。
>>新時代のシックを考える、2023AWコレクション。
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*「フィガロジャポン」2023年8月号より抜粋
photography: Spotlight editing: Kaori Tsukamoto
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