ワークスタイルにもデイリーにも、 クワイエットラグジュアリーなファッションを。

上質で気品にあふれる佇まい。「クワイエットラグジュアリー」という言葉とともにこの秋のモードを牽引するのは、いつの時代も変わらず愛される、永遠にエレガントな装い。

マドモアゼルが愛した花、カメリアにフォーカスした今シーズンのシャネル。レース編みのニットと、メゾンを象徴するカメリアとのロマンティックな出会いは、いまも昔も女心を捉えて離さない。

プルオーバー¥393,800、ジャンプスーツ¥661,100、リング¥167,200（すべて予定価格）/以上シャネル

コートは、マックスマーラの代名詞ともいえるアイテム。上質なラムスキンで仕立てられたムートンのコートは、装飾を削ぎ落とすことでその上質さが浮き彫りになる。ノーカラーの首元には、ハイゲージのタートルニットを合わせてバランスよく。

コート¥1,587,300、ニット¥79,200、グローブ¥88,000/以上マックスマーラ（マックスマーラ ジャパン）

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写真右：ダニエル・リーによる初コレクションから、リラックス感あふれるトレンチコートの着こなしを。取り外し可能なフェイクファーの襟が付いたコートは、オーバーサイズが新鮮。チェック柄にアラン編み、乗馬ブーツなど、ブランドの原点にある要素をモダンにブラッシュアップし、融合する。

コート¥506,000、ニットドレス¥528,000、タイツ¥88,000、ブーツ¥302,500（すべて予定価格）/以上バーバリー（バーバリー・ジャパン）

写真左：シャドーストライプの柔らかなウールで仕立てたコートは、ノッチドラペルの浅いVゾーンがクラシカルな印象をもたらす。クリスタルが煌めくイヤリングを唯一のアクセントに、シックなコートスタイルが完成する。

コート¥429,000、イヤリング（商品は両耳で展開）¥101,200/ともにグッチ（グッチ クライアントサービス）　ニット/スタイリスト私物

食肉産業の副産物であるシアリングファーのブルゾンと、レザーのフレアスカートをセットアップ。社会問題へのまなざしが投影されたレザーウエアは、着る人を満ち足りた気持ちにさせてくれる大人の日常着だ。

ブルゾン¥674,300、ニット¥108,900、スカート¥1,474,000（参考価格）、ブーツ¥209,000/以上クロエ（クロエ カスタマーリレーションズ）

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写真右：ケープが付いたような首周りのデザインが、ごくシンプルなトレンチコートにひねりを加え、スタイリングの幅を広げる。共布のベルトは無造作に結んで、インナーにはコートよりもワントーン淡いエクリュカラーのリブタートルをさらりと合わせて気負いなく。

コート¥1,089,000、ニット¥339,900/ともにザ・ロウ（ザ・ロウ・ジャパン）

写真左：肉厚ウールのロングカーディガンに、カシミアニットのクロップトパンツ。カーディガンのドレープやベルベットの大きなリボンのパンプスが、静謐なスタイリングにアーティスティックな空気感をもたらす。

カーディガン¥515,900、パンツ¥344,300、パンプス¥593,560（参考価格）/以上ロエベ（ロエベ ジャパン クライアントサービス）

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コートとその中に着たジャケット、リーンなシルエットのパンツは同じハウンドトゥース柄。かっちりとメンズライクな仕立てが彫刻のようなフォルムを導き出し、イタリアンクラシコとモダニティが鮮やかに溶け合う。

コート¥726,000、中に着たジャケット¥462,000、パンツ¥198,000、パンプス（仕様変更あり）¥132,000、グローブ（参考商品）/以上フェラガモ（フェラガモ・ジャパン）

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マスタードイエローのコートは、身頃に4枚のストールが付属したようなデザイン。さまざまな着方ができるが、ここでは2枚をカシュクールのように身体に巻き付けて着用。丈を変えられる２ウェイのパンツも同系色で、境目が曖昧なスタイリングに知的なムードが宿る。

コート¥1,804,000、パンツ¥324,500、ブーツ¥369,600/ 以上エルメス（エルメスジャポン）

高い位置で絞られたウエストから、ふわりと広がるフレアシルエット。控えめなスタンドカラーに、ダブル仕立てのボタン。オーソドックスなディテールをちりばめたリトルブラックドレスは、レザーのロンググローブを合わせて、レディライクな気分を満喫して着る。

ドレス￥1,050,000、グローブ￥170,000、ソックス￥67,000/以上ディオール（クリスチャン ディオール）

＊「フィガロジャポン」2023年10月号より抜粋