バレンシアガ、52回目のクチュールコレクション。

2023年7月、デムナの3回目となるクチュールコレクションが披露された。完璧なフォルムを描くクチュールピースを纏い、パリの街へ。

COUTURE

ドレス、グローブ、「リヴォリ」ブレスレット/以上バレンシアガ クチュール（バレンシアガ クライアントサービス）

2重にしてハリ感を出したシルクサテンの光沢がクラシカルな魅力を放ち、長く垂らしたトレーンが目を惹くビュスチエドレス。縫い目や継ぎ目の見えないシームレスな1枚の生地から生み出された逸品だ。ボリュームのあるチェーンブレスレットが、端正なスタイルに心地いい違和感を醸す。

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コート、中に着たタートルネックニット、パンタシューズ、グローブ/以上バレンシアガ クチュール（バレンシアガ クライアントサービス）

全身を覆う華やかなオーストリッチフェザーは、ブラックサテンのコートに約211時間かけて手作業で刺繍が施された。コクーンバックのシルエットは創業者クリストバル・バレンシアガのリファレンスから着想。時を経て、ふたりのクチュリエが競演する。

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マキシコート、グローブ、「リヴォリ」イヤリング/以上バレンシアガ クチュール（バレンシアガ クライアントサービス）

構築的なフォルムで完璧なシルエットに作り上げられたテーラードマキシコート。デコルテを美しく見せるVネックラインは、クリストバルのオリジナルのテーラードジャケットの裾のラインを参考に生まれた。耳元には巨大なチェーンアクセサリーを添えて。

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ジャケット、中に着たタートルネック、パンツ、「リヴォリ」イヤリング、パンプス/以上バレンシアガ クチュール（バレンシアガ クライアントサービス）

エレガンス漂うセットアップ。シャープな肩のラインとシェイプされたウエストが美しい輪郭を描く。ボトムスの裾から覗くシューズは、職人の技巧により極端なほどにパンプスをデフォルメ。シューズやジュエリーはジョルジュ・サンク通り10番地のクチュールサロンでも展開。

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「Robe de Chambre」ドレス、タンクトップとパンプス付きボディスーツ、ロンググローブ/以上バレンシアガ クチュール（バレンシアガ クライアントサービス）

ロマンティックで幽玄的なドレス。首元から裾までふんだんにあしらわれたブラックのレースと艶やかなシルクとの対比が見事。フィット感のあるジャージーのグローブで肌を覆い隠すことで、ストイックなまでの美を追求する。

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ビュスチエドレス、ボウベルト、グローブ、パンタシューズ/以上バレンシアガ クチュール（バレンシアガ クライアントサービス）

動くたびに優しく揺れるカールリボンのドレスは、クリストバルの作品からインスピレーションを得たもの。手作業でカットされ、カールが施された長さの異なる約800個のストリップが、淡いピンクのチュールに160時間をかけて刺繍された。

バレンシアガクチュール
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