GIORGIO ARMANI PRIVÉ Haute Couture ジョルジオ アルマーニ プリヴェは優美な手仕事とオリエンタルな香りをしたためて。

グウィネス・パルトロウ、グレン・クローズ、ジュリエット・ビノシュ......パレ・ド・トーキョーのアーティな空間に、グラマラスな顧客とセレブリティが集まった。ジョルジオ・アルマーニがオートクチュールラインであるジョルジオ アルマーニ プリヴェを立ち上げて20年目を迎える今年、2024年春夏コレクションのテーマは、「Haute Couture en Jeu」。オートクチュールの存在に関わる問題という意味にも、オートクチュールを遊ぶ、の意味にもとれるタイトルだ。

全体に小さなラインストーンを散らした、スリムパンツとモスリンのチュニックに、花鳥柄を描いたジャケットのアンサンブル。ピンクとサーモンカラーの優しいグラデーション、オリエンタルな香りが漂うアンサンブルがショーの幕開けを告げた。

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ペールピンクから翡翠のグリーン、ソフトブルー、ゴールドフラッシュからミッドナイトブルー、ロイヤルブルーまでのアクアトーンを中心とする優雅なカラーパレット。細いパンツとチュニックやジャケットの重ね着、黒いサテンの縁取りのパジャマルックやキモノローブ、マーメイドドレスといった細く長いシルエットとともに、エアリーなスカートが揺れるビュスチェドレスも登場。繊細なレース、華やかなジャカード、ビーズ刺繍やスパンコール刺繍といった、オートクチュールらしい手仕事のディテールがふんだんに施されている。ドレスに合わせた扇形のクラッチバッグや、フィナーレのルックに合わせた、傘を思わせる帽子などが、オリエンタルなスパイスを加えた。

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90ルック以上からなるコレクションは、オートクチュールの手仕事や技法をたっぷりと盛り込んで、西洋と東洋のインスピレーションを行き来しながらグラマラスなソワレの装いに昇華させたもの。シースドレスのシルエットや大人の女性を演出するパンツルックなど、柔らかなロング＆リーンのアルマーニらしいシルエットが貫かれている。長いキャリアを誇るアルマーニならではの、尽きることのないインスピレーションのミックスと豊かなサヴォワールフェールを感じさせるコレクションだ。

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