Kawakyun くっきー!が、革ジャンを手がけるクリエイターに出会う。

Fashion 2024.01.29

PROMOTION

くっきー!さんが企画する、オリジナルレザーアイテムのファーストサンプルが完成! 制作を手がけた大阪のA LEATHERを訪れ、さっそく試着した感想は?

くっきー!さんパネル用_01_25_48_21修正.jpg

「全身をレザーで覆うオールインワンをつくりたい」とのアイデアを提案してくれたくっきー!さん。上下別々にも着ることができるレザーのオールインワンからグローブ、ヘルメット、ブーツまでトータルに制作する今回、タッグを組むのは大阪を拠点とするA LEATHER。革もパーツも純国産を目指し、スタイリッシュなレザーアイテムを提案するブランドだ。そんなA LEATHERのアトリエをくっきー!さんが訪問し、ファーストサンプルを試着した。

---fadeinpager---

驚くほどのフィット感を実現。

事前にA LEATHERのアトリエで行われた採寸と打ち合わせを経て、この日ファーストサンプルが披露された。

「くっきー!さんの"顔以外の全身を革に包まれたい"という要望からレザーのオールインワンに辿り着きました。A LEATHERはこれまでさまざなアイテムをつくってきましたが、レザーアイテムでは見たことのないフィット感やディテールの要望があったので、頭を抱えました。それと同時にさすが、くっきー!さんの創造力は噂通りだと感じました。何しろ普通のレザーでは表現がかなり難しい内容だったからです」とA LEATHERのパタンナー、山岡力哉さん。

くっきー!さんパネル用_01_23_49_00修正.jpg
くっきー!さんにファーストサンプルを披露するA LEATHERの山岡さん(左)。

全身タイトフィットで、かつある程度動けるようにパターンを作成するのが最も難しかったというレザーのオールインワン。そのファーストサンプルを試着したくっきー!さんも、その完成度の高さに感銘を受けたようだ。

「やばいっすね、もうみっちみっちや。ふくらはぎの部分、かなりフィットしてて、ジップを上げるときにマジで肉を噛みそう。身噛まんといてくださいよ(笑)。このフィット感、エグいですね。めちゃめちゃジャストサイズ。身体のシルエットが全バレして恥ずい(笑)。いやでも、素晴らしい!」

くっきー!さんパネル用_01_09_37_14修正.jpg
鏡に全身を写してフィット感をチェック。
くっきー!さんパネル用_01_18_47_24修正.jpg
A LEATHERの谷さん(左)と山岡さんが、革のパーツをひとつずつ外していく。「片足だけ出てるのもカッコいいですね(笑)」とくっきー!さん。
くっきー!さんパネル用_01_20_59_16修正.jpg
かなりタイトな仕上がりだが、「レザーはタイトなほうがいい」。レザーの魅力を知り尽くしたくっきー!さんならではのこだわりだ。

「エグいほどのフィット感も、レザーパーツをジップで繋いだディテールの感じもめちゃくちゃカッコいい」と、くっきー!さんも大絶賛。山岡さんは今回の前代未聞のコラボレーションについて、こう続ける。

「全身タイツのようなフィット感を希望されていたので、レザーでどこまで完成度を上げることができるかが課題でした。打ち合わせでくっきー!さんと話していると、どんどんアイデアが広がっていって、それをどうやってプロダクトに落とし込むか、すごく考えましたね」

11_0546.JPG
グローブのセンターに付けられたファスナー。「手首の部分もフィットさせるために、ファスナーが必要なんです」と山岡さん。デザイン性と機能性を兼ね備えた、くっきー!さんもお気に入りのディテールのひとつだ。

---fadeinpager---

革そのもののポテンシャルを生かす。

今回の企画のために、事前に姫路のタンナーがいくつかの革サンプルを提案してくれていた。そのなかから、くっきー!さんと山岡さんたちが選んだのは、マットな表情に仕上げられた鹿革だ。タイト感とフィット感を出すために、あえて表面を削る"銀むき加工"が施されている。

「薄く鞣したレザーのなかでも最も強い素材です。しかも今回の鹿革は、国内原皮をタンニン鞣ししているので、着ながら形を合わせていくプロダクトには最適でした。かなり雰囲気のある表情の革で、裏面も見たことがないくらいきれいに加工されていたので、裏地を付けないことに決めました。タンナーさんの高い技術とセンスが感じられるこの革そのもののポテンシャルを引き出せば、くっきー!さんがイメージしている"第二の肌"になるような、身体に添ったシルエットを実現できると確信しました」

11_0786.JPG
A LEATHERのショップに併設されたアトリエが山岡さんの仕事場だ。
11_0569.JPG11_0846.JPG
今回、最も難易度が高かったのがパターンの作成だという。PCで作成したパターンを出力し、革用ナイフなど使い慣れた道具を使ってプロダクトをつくりあげていく。

ファーストサンプルの試着を無事に終え、大満足の様子のくっきー!さん。その姿に山岡さんも安堵したようだ。「体型にぴったり合うように攻めたサイズ感で作ったので、採寸したときの体重と変わっていないことを祈っていました。細かい微調整はありましたが、具体的なイメージを共有することができたので、ひと安心です」

11_0776.JPG11_0796.JPG
一枚の革からそれぞれのパーツに最適な部分を見極めて裁断をするのにも熟練の技が必要だ。
11_0830.JPG
手際よく上着の胴体部分の制作を進めていく。

山岡さんが高く評価する今回の革を鞣したのは姫路のタンナー、オールマイティ。次回はそのオールマイティへ、革の生まれる現場をくっきー!さんが訪ねる様子をお届けする。

くっきー!さんパネル用_01_21_12_23修正.jpg
「着る時は大変ですけど、着た後に"着ていない感"が生まれるんですよね」とくっきー!さん。しなやかで強い革は、どのようにしてつくられるのか。次回のエピソードに乞うご期待!
くっきー! COOKIE! さん
1976年、滋賀県生まれ。1994年にロッシーと野性爆弾を結成。自作の小道具を使用したコントで人気を集める。著書に『口だけ紳士と6つの太陽』(ヨシモトブックス刊)、『野性爆弾くっきーの[激似顔マネ]図鑑』(扶桑社刊)など。アーティストとしても活動しており、これまで『超くっきー!ランド』、『COOKIE 野性爆弾くっきー! SOLO EXHIBITION』など展示も開催。
Instagram : @nikuguso_taro

* 日本タンナーズ協会公式ウェブサイト「革きゅん」より転載

天然皮革の魅力を発信する「革きゅん」サイトをチェック!

photography : Shin Ebisu director & photography: Mitsuo Abe editing & text: Tomoko Kawakami collaboration: A LEATHER, Almighty

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest
フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリとバレエとオペラ座と
世界は愉快

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories