新作ジュエリー「レ ガストン ヴィトン」の魅力とは?
Fashion 2024.03.27
ルイ・ヴィトンが今年1月の発表したメゾン初のメンズファインジュエリー「レ ガストン ヴィトン」は、もうチェックした? メンズジュエリーとはいえ、コンテンポラリーなデザインは女性でもスタイリッシュに着けこなせると評判だ。
ファインジュエリーコレクション「レ ガストン ヴィトン」から登場した「レ ガストン ヴィトン ブルー」。軽さと強度を兼ね備えたチタンの使用によって開発されたユニークで革新的な新色。ブルーデニムから着想を得たこの色は、チタンでは珍しい。このブルーをホワイトゴールドやイエローゴールドと組み合わせることで、ラグジュアリーなスタイルにフレッシュでモダンな雰囲気をもたらす。左:リング「レ ガストン ヴィトン」(YG×チタニウム<ブルーPVD>)¥463,100、右:同¥731,500/ともにルイ・ヴィトン
メゾンのウォッチ & ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクターを務めるフランチェスカ・アムフィテアトロフが手がけた「レ ガストン ヴィトン」は、その名のとおり、人生と学習に情熱を注ぎ、ユニークでモダンな魅力にあふれた人物、ガストン-ルイ・ヴィトンにスポットライトを当てたもの。クリエイターであり、蒐集家であり、好奇心旺盛だったガストン-ルイ・ヴィトン。そのウィット、魅力、そして発明に対する眼差しを通じて、遊び心あふれるデザインや独創的なアイデアに命が吹き込まれた。例えば、タイポグラフィーやモノグラム、書籍、アート、トラベル、トランク、そしてゲームやトイ......。彼の情熱とスピリットは、いまもメゾンのDNAに強く残っている。
数々のスケッチやアイデアをノートブックやトレーシングペーパーに埋め尽くしたガストン。デザイナー、作り手、発明家、革新者でもあり、さらに特許申請や発明・商標の著作権登録も行うなど、ビジネスマンとしても先見の明にあふれていた。彼のこうした逸話は、遊び心と高度な技術を駆使して制作された「デザイナーペンダント」に表現されている。ペンダント「レ ガストン ヴィトン」(YG×チタニウム<ブルーPVD>、70cm)¥1,380,500/ルイ・ヴィトン
フランチェスカ・アムフィテアトロフは、そんな彼が繊細であると同時に、外の世界に対してオープンな姿勢である現代の男女と多くの共通点を持っているという点に着目。コレクションを「ザ・クリエイターズ」「ザ・コレクターズ」「ザ・キュリアス」と、ガストンのキャラクターを表す3つのチャプターに分け、16点のアイテムおよび2点のマスターピースで構成した。レーザーカットによるモノグラムが刻印されたチタンのメカニカルなリングをはじめ、タグネックレス、グルメット、ピアス、ペンダント、ブレスレットといったアイテムが、コンテンポラリーな新しい手法でモノグラムとトランクの物語を紡いでいく。
コンテンポラリーであらゆる装いにマッチするタグは、アイデンティティの証であるメゾンのモノグラム・モチーフや新たなチタンブルーが特徴。パートナーとペアで楽しむのもおすすめ。左:ペンダント「レ ガストン ヴィトン」(YG×チタニウム<ブルーPVD>、50cm)¥536,800、右:同(WG×ダイヤモンド、70cm)¥1,501,500/ともにルイ・ヴィトン
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そして去る3月18日、この「レ ガストン ヴィトン」のプレゼンテーションが、ルイ・ヴィトン 銀座並木通り店にて開催。イベントには、アーティスティック・ディレクターのフランチェスカ・アムフィテアトロフが来日し、自身のクリエイションについて語った。長谷川京子、Awich、谷まりあ、桜田通、大平修蔵が、フランチェスカのデザインによるファインジュエリーをはじめ、ルイ・ヴィトンの新作プレタポルテ、ジュエリー、ウォッチをまとって出席し、会場に華を添えた。
新作ジュエリーのプレゼンテーションで、自身のクリエイションについて語る、ルイ・ヴィトン ウォッチ & ファインジュエリー部門のアーティスティック・ディレクター、フランチェスカ・アムフィテアトロフ。
text: Natsuko Kadokura