超エコなデニムブランド「オネスト」が、本格上陸。

Fashion 2024.04.10

今シーズン、日本に本格上陸を果たしたベルギー・アントワープ発のファッションデニムブランド「hnst(オネスト)」に注目。

240408_hnst_01.jpg

左:カーゴパンツ¥40,700 右:ジーンズ¥25,300/ともにオネスト

リサイクルや資源をなるべく無駄にしない工程を取り入れたデニムはすでに数多くあるけれど、オネストのこだわりはさらにその上をいく。ブランドを牽引するのは、アン ドゥムルメステールのCEOを務めたアン・シャペル。オネストの原材料はすべて使用済みのデニムアイテムを収集し、解体、紡績を行い、生地を作るところから始めるというこだわりを持っている。従来のデニム製造と異なるこだわりは、6つもの工程に及ぶ。

オネストの主な原材料は「使用済み」、つまりすでに製品として誰かに身に着けられたもの。材料は品質や使いやすさに応じて分別され、ごくわずかな化学物質を含む素材まで見逃さずにダウンサイクルし、埋め立てではなく産業資材として使用。また、水の使用量も91%削減し、ジーンズ1本につき平均1340リットルもの水を節約している。裁断・破砕の工程では、ドイツを本拠地とするリサイクル専門家が磁気的分離技術を使用して、最初にボタンや鋲などのすべてのハードパーツとラベルを取り除き、その後慎重に繊維に裁断。紡績は、リサイクルコットンとオーガニックコットンやテンセルなど、環境への負荷が比較的少ないローインパクトマテリアルを組み合わせる。オネストの代表的なブルーデニムにはSmartIndigo(スマートインディゴ。環境に配慮した手法のインディゴ染料)を使用し、節水と有害な副産物を最小限に抑えている。環境に悪影響を及ぼすデニム洗浄の工程でも認定を受けた環境にやさしい洗浄方法を取り入れている。

240408_hnst_02.webp

オネストのデニムづくりは、ユーズドデニムを収集し、パーツを分けて解体、紡績を行い生地を作るところから。

生地作りのみならず、デザイン・裁縫にも当然気を配っている。倫理的、安全かつ健康的な労働条件を重視するため、意図的にヨーロッパのサプライヤーと提携。100%EU内で製造することにより、二酸化炭素排出量を90%削減することにも成功している。さらに消費者の手に渡った後は、オネストのデニムをできるだけ長く愛用してもらえるよう、リペアサービスも提供。

そして4月20日・21日は、本格上陸を祝したスペシャルなイベントをスピック&スパン ルミネ有楽町店で開催。オネストのデニムを購入すると、アニマルモチーフやイニシャルなどのレーザー加工のタトゥーをブランド本国から来日したアーティストが入れてくれる。この機会にぜひショップへ足を運んでみて。

---fadeinpager---

240408_hnst_03.jpg

ジーンズ¥27,500/オネスト

---fadeinpager---

BALOON 2.jpeg

ジーンズ¥25,300/ともにオネスト

オネスト カスタマイズタトゥー イベント

期間:2024年4月20日(土)・21日(日)
会場:スピック&スパン ルミネ有楽町店
東京都千代田区有楽町2-5-1 ルミネ有楽町1 2F

⚫︎問い合わせ先:
ノウン 03-5464-0338

text: Natsuko Kadokura

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

フィガロワインクラブ
Business with Attitude
パリとバレエとオペラ座と
世界は愉快

BRAND SPECIAL

Ranking

Find More Stories