揺らぎやすい季節のいまこそ重ね着を、細かすぎる極意を紹介。

Fashion 2024.06.29

ともすると退屈になりがちなベーシックを、ひねりの効いたレイヤードで洗練された装いへとアップデート。ベーシックスタイルの新たな可能性を探ろう。

240307_layered_1.jpg

カーディガン¥264,000、ドレス¥583,000、Vネックニット¥291,500、ニットポロ¥313,500、パンプス¥156,200(すべて予定価格)/以上ミュウミュウ(ミュウミュウ クライアントサービス)

ニットポロに、Vネックニット、シャツワンピース、さらにスウェットカーディガンをレイヤード。繊細素材のアイテム同士ならば、ハイパーレイヤードも抜け感が。片襟だけ出す着こなしや、袖や裾からニットポロを覗かせたバランスの妙にも注目。ニュアンスカラーでまとめてセンシュアルにも。

---fadeinpager---

240307_layered_2.jpg

オーバーオール¥163,900、中に着たブラウス¥127,600、ベルト¥62,700、バッグ¥266,200 /以上マックスマーラ(マックスマーラ ジャパン)

ガーデナーのユニフォームとしておなじみの武骨なコットンギャバジンのオールインワンに、光沢感のある柔らかなシルクシャツという相反するものを忍ばせる。颯爽と立てた襟元で、その絶妙なコントラストを主張したい。レザーベルトで全体を引き締め、足は堂々と見せることでヘルシーなハンサムウーマンが完成。

---fadeinpager---

240307_layered_3.jpg

ジャケット¥149,600、シャツ¥90,200、中に着たニット¥46,200、パンツ¥130,900、中に着たショーツ¥61,600/以上ドリス ヴァン ノッテン

ジャストサイズの七分袖ジャケットの下に、オーバーサイズのシャツを仕込み、カフスはボタンを外して大胆に折り返す。カフの内側のストライプが、ボトムスのパイピングやシャツの下に着たニットとリンクし、スポーティなムードに。クロップト丈のニットやボトムス下のショーツのボリュームを調整し、肌見せのバランスを探って。

---fadeinpager---

240307_layered_4.jpg

ワンピース¥279,400、パンツ¥157,300 /ともにマルニ(マルニ ジャパン クライアントサービス)

懐かしいアイテムや対照的な柄同士が見事な化学反応を生み出す。フィット&フレアのコットンワンピースは、手書き風の花柄でフェミニニティ極まる一枚。裾の長いグレンチェックのボトムスはメンズライクなアイテムだけど、どちらも好きだから、思い切りよく両方纏ってみる。そんな遊び心と自由な精神こそがスタイリングの鍵となる。

---fadeinpager---

240307_layered_5.jpg

ニット(3月中旬発売予定)¥323,400、パンツ¥203,500(ともに予定価格)/ともにフェンディ(フェンディ ジャパン)

ミニマムなホルターネックにニットをドッキング。バスト下の高め位置でニットの袖を結ぶように着こなして、シンプルなスタイルに捻りを加えて。ラフなムードで腰にニットを巻けば、ヌーディなトップも気負いなく着こなせる。

---fadeinpager---

240307_layered_6.jpg

ドレス¥262,900、中に着たTシャツ¥115,500、ショートパンツ¥174,900、スリッパ¥181,500/以上ザ・ロウ(ザ・ロウ・ジャパン)

ビッグシルエットのTシャツの上に、タンクトップドレスをオン。上質な厚手のコットンやシルクニットというリュクスな素材が、マチュアな女性にふさわしい洗練されたモダニティを演出する。ショートパンツにかかる裾をルーズにたくし上げて、無造作に見えながらも計算されたリラックス感を引き出して。スリッパという隠し味を仕込めば、今年らしい仕上がりに。

●問い合わせ先:
ミュウミュウ クライアントサービス
0120-45-1993(フリーダイヤル)
www.miumiu.com

マックスマーラ ジャパン
0120-030-535(フリーダイヤル)
www.maxmara.com

ドリス ヴァン ノッテン
tel:03-6820-8104
www.driesvannoten.com

マルニ ジャパン クライアントサービス
0120-374-708(フリーダイヤル)
www.marni.com

フェンディ ジャパン
tel:03-6748-6233
www.fendi.com

ザ・ロウ・ジャパン
tel:03-4400-2656
www.therow.com

*「フィガロジャポン」2024年4月号より抜粋

photography: Yuto Kudo styling: Yuuka Maruyama (Makiura Office) hair & makeup: Saki Kojima collaboration: Institut Français de Tokyo

Share:
  • Twitter
  • Facebook
  • Pinterest

Business with Attitude
Figaromarche
あの人のウォッチ&ジュエリーの物語
パリシティガイド
フィガロワインクラブ
BRAND SPECIAL
Ranking
Find More Stories