スタイルのある人を解剖! スタイリスト山本マナの世界を作る6つのルール。
Fashion 2024.10.20
世代を超えた俳優やアーティストからのラブコールが絶えない、スタイリスト山本マナのクリエイティビティ。リアリティの中に、少しのファンタジーを仕掛けるそのスタイルづくりは魅了されるものばかり。そんな唯一無二の世界を作る6つのキーワードを、いま注目の俳優たちが着こなす。
01. Pink × 瀧七海
「ピンクは私の永遠のテーマカラー。どんなトーンのピンクを選ぶ時でも甘いだけでなく、どこかにダークな毒っぽさを加えてバランスをとるようにしています。可愛らしいだけだとどこか照れくさいから、そこに強さをプラスして。可愛さと強さを共存させることで日常にも落とし込めるように心がけます」(山本マナ)
2005年11月9日生まれ、福岡県出身。「アミューズ全県全員面接オーディション2017~九州・沖縄編~」で準グランプリを獲得。Huluオリジナルストーリー「ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜」や日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」などに出演。25年には『大きな玉ねぎの下で』など映画作品の公開が控えている。
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02. Volume × 滝口芽里衣
「見ると思わずワクワクしてしまうもの、それがボリュームシルエット。私がスタイリングを組む時に欠かせないシルエットで、あえてサイズを合わせないことも。おもちゃを与えられた子どものような感覚というか、一目見て想像力を掻き立てられるように気分が高揚する瞬間がファッションには必要だと思っていて。滝口さんとは初対面だったのですが、15歳ならではのピュアな透明感とまっすぐな一面を表現したくて、スクール要素をミックスしました」(山本マナ)
2008年11月4日生まれ、東京都出身。幼い頃からブランドのイメージモデルを務め、キャリアをスタート。ミスセブンティーン2022に選ばれ、現在「Seventeen」専属モデルを務めている。23年公開の映画『正欲』や24年7月発売のいきものがかりのMV「青のなかで」で見せたフレッシュな演技で注目される。
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03.Trad Punk × 穂志もえか
「どこか、アンバランスな部分を感じさせることもスタイルを作る時に意識します。実はレオパード柄が好きで、たくさん持っているのですが、着るならオーバーサイズやワンピースに合わせたりとカジュアルにしたり、品良くトラッドなアイテムと合わせたい。ならば、シルエットやヘアメイクでキッチュな反骨精神を表現する。フォルムや柄合わせも含めてアンバランスな二面性を意識するのが私的ルールのひとつです」(山本マナ)
1995年8月23日生まれ、千葉県出身。大学在学中に俳優デビュー。映画『少女邂逅』『街の上で』などに出演。ディズニープラス「スター」オリジナルドラマ「SHOGUN 将軍」で宇佐見藤を演じて、話題に。Forbes JAPANが選ぶ世界を変える30歳未満「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2024」に選出される。
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04. Boy Meets Girl × 菊池日菜子
「相反するものの意外性のある出合いに惹かれます。メンズサイズの服をマニッシュに着るのではなく、女性が包み込まれるサイズ感でスーツを着こなす。そこにレースやリボン、ミニスカート、そしてリップと、デフォルメした女性らしい要素を加える。違和感のあるサイズだからこそ、甘いレースを着ても負けない意志のある強さに繋がるのです」(山本マナ)
2002年2月3日生まれ、福岡県出身。20年より俳優としての活動を開始する。第46回日本アカデミー賞新人賞を受賞。25 年に、演劇『ライチ☆光クラブ』2025(1 月10 日~1 月26 日)や、NHK 総合土曜ドラマ「リラの花咲くけものみち」(2月1日オンエアスタート)などへの出演が控えている。
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05. Sporty × 南琴奈
「昔からスウェットに目がなくて、今回はウイルソンのプルオーバーをピックアップしました。スウェットを着る時にはサイズ感や質感のコントラストを大切にしていて、同じ素材を合わせないと決めています。たとえばジャージを着る時はレーススカートやカラータイツ、ブルマのようなショート丈パンツをはいてアイテムのイメージを崩していくことで、日常に溶け込みすぎない違和感を演出します」(山本マナ)
2006年6月20日生まれ、埼玉県出身。Netflixオリジナルドラマシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」でドラマデビュー。主な出演作は、映画『アイスクリームフィーバー』、『まだゆめをみていたい』など。資生堂マジョリカマジョルカ、アース ミュージック&エコロジーの広告に出演中。
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06. Pattern on Pattern × 髙石あかり
「柄と柄の合わせには、人を感動させるサプライズがあると感じます。気持ちを高揚させるツールでありながらも、合わせ方次第でシックにも装える。だから柄と柄、色と色といったインパクトのあるものをミックスする時こそ、繊細にバランス感覚を研ぎ澄ませて組むようにしています。ベースのカラーをダークトーンで抑えて、繋ぎの色にして。ここでもボリューム感や異素材同士の掛け合わせが全体のバランスを整える手助けになるんです」(山本マナ)
2002年12月19日生まれ、宮崎県出身。主な出演映画に『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ、『わたしの幸せな結婚』『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』『きみの色』など。第15回TAMA映画賞最優秀新進女優賞を獲得。11月1日に映画『スマホを落としただけなのに 最終章 ファイナルハッキングゲーム』が公開。
北海道生まれ。雑誌やWebのファッション撮影を中心に広告やカタログからアーティストのスタイリングまで、幅広い分野で活躍中。2020年にオンラインギャラリー、SNÖをオープン。@mana.snow
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*「フィガロジャポン」2024年12月号より抜粋
photography: Mitsuo Okamoto styling: Mana Yamamoto hair: Tenju(Nanami Taki), Asashi (Ota office/Merii Takiguchi,Moeka Hoshi,Hinako Kikuchi,Kotona Minami,Akari Takaishi) makeup: Shino Ariizumi (Tron management/Nanami Taki), Tomohiro Muramatsu(Merii Takiguchi,Moeka Hoshi,Hinako Kikuchi,Kotona Minami), Kie Kiyohara (Beauty Direction/Akari Takaishi)