予約制で月1の来店制限、敷居が高いけれど優しいブティック、ナイスショップ。【スタイルを売る店】

Fashion 2024.11.28

触れられるアイテムはもちろん、立地や運営方針まで。隅々にまでオーナーのこだわりが投影された注目ショップをピックアップ。いざ、美しきスタイルを探す買い物へ。


N!ce shop
ナイスショップ

ラフなスタイルの裏にある、おもてなしの精神。

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東京発のモダンストリートブランド、ティーのデザイナーである玉田翔太がディレクションするナイスショップ。アポイント制で住所は非公開、ひとり月1回の来店制限を設けるなどハードルが高い印象を与えかねない運営方法をとるが、すべては玉田なりの優しさの裏返し。

「不特定多数の人に来てもらうより、このショップが本当に好きな人にゆっくり過ごしてもらいたいんですよね。新作が入荷するのは月に1回だから、来店していただくペースもそれと同じでいいんじゃないかと(笑)」

力の抜けたラフなムードが魅力のナイスショップのオリジナルアイテムでは、アパレルからグッズまで幅広く展開。玉田自身がセレクトした本や陶器が並ぶほか、2024年春夏シーズンに卸売りをやめたティーの日本唯一の取り扱い店であることも特筆すべきポイント。

ショッピングが終わったあとは、お菓子とドリンク片手にスタッフとまったりおしゃべり。贅沢な買い物体験だ。

グッズや本が陳列される個性的な什器もすべて玉田自身がセレクト。
白金台のビオトープ3階に入るレストラン、ライクから届く特製のお菓子とドリンクで来店者をおもてなし。もちろんどちらもサービスだ。
ティーの実物に触れられる唯一のショップというだけでも訪れる価値あり。Tシャツ¥16,500~
北は北海道、南は沖縄と日本中から連日ファンが訪れる。キーホルダーやマグカップといったオリジナルグッズはお土産としても人気だそう。所縁のあるブランドやショップとのコラボアイテムも不定期でリリースされる。キーホルダー¥1,320
オーナー兼デザイナーの玉田翔太。ジャンルレス、ジェンダレス、ボーダーレスをコンセプトに2013年にティーをスタート。
店内は“海外の人から見た少しズレた日本”を表現している。
N!ce shop
ナイスショップ
営)12:00~19:00 
不定休 ※予約制
@niceshop.tokyo

*「フィガロジャポン」2024年12月号より抜粋

photography: Erina Takahashi  text: Kenichiro Tatewaki

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