レザージャケットは、オーバーサイズが今年流。カジュアルにも。モードにも。|海外スナップ6選
Fashion 2025.10.22
この秋冬、レザージャケットはオーバーサイズが主流に。大きめのシルエットで重さを軽減し、シャツ型やライダース型など、幅広いデザインが登場している。海外のファッショニスタたちは、色・素材・フォルムの組み合わせで、モードからカジュアルまでスタイルに合わせレザーを取り入れている。
ブラックやチョコレート系ブラウンといった定番カラーを軸に、光沢を抑えたマットな質感やフェイク素材も支持を集める今季。レザージャケットの日常への落とし込み方を、世界の6人のリアルクローズから紹介。
チョコレートレザー×アイボリーのコンビネーション|パリ
パリ在住の@droledrefrimousse は、チョコレートブラウンのレザージャケットが主役。オフホワイトのインナーに、アイボリーのパンツを合わせた柔らかなトーンで、レザーの質感を自然に中和。無造作なシニョンヘアとラウンドサングラスが、気取らないパリジェンヌらしいスタイリング。
ブラウンレザーのボタンジャケット×ショートパンツでフレンチカジュアル|パリ
パリ在住の@adelinerbrは、ライトブラウンのレザージャケットをショーツと合わせてフレンチカジュアルにまとめた。こちらもややオーバーサイズのボックス型のシルエットに、比翼仕立てのようなボタンデザイン。ハードになりすぎず、レザーの質感を日常に落とし込んでいる。
トップスはグリーン×ネイビーのラガーシャツ、ボトムは白のショートパンツ。スポーティな要素を取り入れながら、足元はブラウンのメリージェーンと白ソックスできちんと感も加味。バッグのテディベアチャームが、装いにさりげない遊びを添えている。
黒レザーのダブルジャケットでモードを確立|ポーランド ワルシャワ
ワルシャワを拠点に活動する@burlakanastyaがセレクトしたブラックレザージャケットは@mango のもの。ダブルブレスト、ベルト付き、ハイネックといった要素を取り入れた構築的なシルエットが特徴。光を抑えたマットな質感が重厚感を引き立てる。
ボトムはライトブルーのストレートデニム、足元はサンローランのヒール。バッグはザ・ロウ、サングラスもサンローランで揃え、モノトーンとミニマルな配色でまとめたスタイリング。
ヴィンテージライクなレザー×ブルーのシャツでシャープな対比|ベルリン
@ sophia_geissは、使い込まれたような風合いのブラウンレザージャケットを選択。ジップ使いやポケット配置が効いたライダース型で、ヴィンテージ感のある一着。
インにはライトブルーのシャツを合わせて、素材と色で鮮明なコントラストを構成。ボトムはダークインディゴのローライズデニムで、レザーの重さとのバランスをとったスタイリング。全体としてエッジと端正さが共存したルック。
光沢のあるブラウンレザー×レオパードのトーンオンスタイル|フランス
フランス在住の@ines_rcddは、ダークブラウンのレザージャケットにレオパード柄のパンツを合わせたワントーンスタイル。光沢のあるレザーに対し、パンツやスエード小物のマットな質感で抑揚をつけている。
ニットのスカーフやベージュのインナーで抜きすぎず、全体をブラウンの濃淡で統一。バッグとローファーはスエード素材で揃え、色味と素材のバランスでレオパードを自然に取り込んでいる。
エッジのあるブラックレザーをTシャツでラフに振る|パリ
アメリカを拠点に活動する@elisehoogerdijk。パリ滞在中のこの日は、オーバーサイズのブラックレザージャケットをセレクト。ボリュームのあるアームに対し、ウエストまわりはタイトなシルエット。肩を落としつつもシャープに見えるバランスがポイント。
インナーは白のクロップドTシャツ、ボトムはライトなブルーデニム。モードなレザーにカジュアルな定番を組み合わせ、素材とフォルムでメリハリをつけた。バッグやサングラスも黒で統一し、トーンを崩さずまとめている。
text: madame FIGARO japon photography: launchmetrics