【長谷川京子が手がけるESS BYがリニューアル】ファーストコレクションは、自分の個性しか出ない服?
Fashion 2025.11.23
長谷川京子がディレクションを手がけるESS BY(エス バイ)は、ライフスタイルブランドへとリニューアルし、公式オンラインサイトで発売を開始。

11月上旬に開催されたポップアップに登場した長谷川京子。photography: Yu Nagai
新コンセプトは「Reason? It's me.」。これには、自分自身の価値基準を起点に選択を積み重ねることで、自由に、自分らしい生き方を築くという意志が込められている。創業以来の「自分を愛すること」=「Self-Love」という哲学をベースにしながら、その意識や想いを他者や社会との関係性にも広げ、より開放感のある世界観へと進化する。
「約4年前、ブランドをスタートした時期は、自分を大事にしたい、労わりたいという感情を強く抱き始めたタイミング。世の中の流れもあり、外側に向いていた意識が内側に向き始めた頃でした。肌に一番近い存在のランジェリーを通して、『自分を愛すること』=『Self-Love』と向き合ってみたい。そんな想いから、エス バイは歩き始めました。リスタートしたエス バイは、纏うものだけでなく、空間を彩るものも含めて、自分という個性を味わうためのラインナップが広がりました」と長谷川京子は語る。
各コレクションはMOODと表現し、ゲストデザイナーを招いて発表していく。ファーストコレクションとなる「MOOD.1」は、"自分を開放するための服"をテーマとし、ブランド初となるアパレルラインを展開。

トップ¥31,900、スカート¥31,900/ともにエス バイ
「個性を知ると、欠点も見えてくることがあります。エス バイのアイテムは、時に纏うのに勇気がいる、と感じる人もいるかもしれません。なぜなら、エス バイの服は欠点を隠せないから。それはつまり、自分の個性しか出ない服、ということでもあります。欠点、というのは見方を変えれば長所。エス バイの服は一見シンプルに見えますが、素材感、シルエットのメリハリなど、女性の身体のラインが最大限美しく見えるよう、細部までこだわって作っています。計算し尽くされたデザインで底上げされる女性らしさ、纏うことで活かされる自分の欠点=強み。......自分の個性を受け入れて纏うことによって、唯一無二のその人しか出せないムードが出る。それは他の誰かが真似できることではありません」
ファーストコレクションで展開されるのは、ショルダーラインに美しいドレープが生まれるニットトップ、身体の曲線をあえて見せるニットスカート、さまざまな着こなしが楽しめるレオタードやハリ感のあるサテン素材のショートパンツなど。ワードローブに加えることで、自身の新たな個性と魅力を引き出せそうなラインナップが揃う。
「ただ、自分であるだけでいい。そして選択し、纏うことで、自分らしさをさらに味わえる。それって最高だと思いませんか?」

レオタード¥36,300/エス バイ

ニットトップ¥20,900、ショートパンツ¥31,900/ともにエス バイ

ニットトップ¥25,300、ニットスカート¥31,900/ともにエス バイ
text: Natsuko Kadokura





