4大都市で探す注目ブランド 【ニューヨーク発】縁ある街に着想を得たメンズブランド。
Fashion 2019.11.27
ジェンダーレスやユニセックスという言葉も浸透し、いまや性別にとらわれない考え方、スタイルが当たり前の時代。ファッション界では、メンズ・ウィメンズを両方展開するブランドや、全アイテムをユニセックスサイズで展開するブランドなど、時代に寄り添う注目ブランドが次々に登場。
今回は、パリ、ロンドン、ニューヨーク、東京の4大都市別に、それぞれの若手注目ブランドをピックアップ。3回目は、ニューヨーク発の3ブランドを紹介。
セカンドレイヤー / SECOND LAYER
2012年、南カリフォルニアのベニスビーチで、兄弟のジョシュア・ウィリスとジェイコブ・ウィリス、そして彼らの友人であるアンソニー・フランコによって設立。
テーラリングに重きを置いたデザインは、クラシカルでありながらもメキシコのチカーノに着想を得た、どこかギャングでロックなマインドが宿る。いっぽうで、西海岸をルーツに持つことから、サーフタウンのリラックスしたムードも漂い、デイリーユースなワードローブが揃う。
クラシカルなダブルブレストのジャケットも。真紅のジャケット¥91,300/セカンドレイヤー(ジャックポット)
柔らかな着心地のデニムジャケットは、幅広でオーバーサイズなつくり。デニムジャケット¥39,600/セカンドレイヤー(ジャックポット)
柄もフォルムもスタンダードながら、定番であり続ける理由に納得する似合わせ上手な美しいデザイン。サングラス¥52,000/セカンドレイヤー(ジャックポット)
ジャックポット
tel:03-3352-6912
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ボーディ/ BODE
パーソンズ美術大学出身のデザイナー、エミリー・アダムス・ボーディが手がけるメンズブランド。
2016年にブランドを立ち上げ、1年を待たずしてメンズのニューヨーク コレクションに参加。マサチューセッツとアトランタで過ごした少女時代のヴァカンスを着想源に、ヴィンテージライクでユニークなテキスタイルを、定番のワークウエアのパターンに落とし込む。100年以上前に作られたテーブルクロスや麻袋、アンティークキルトなど、多種多様な生地を用いたワードローブがファッション界で話題に。
LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ 2019ではファイナリストに選出され、CFDA ファッション アワードでエマージングデザイナー部門を受賞するなど、いま勢いの止まらないブランドのひとつだ。
手刺繍のようなアットホームな風合いのTシャツ¥24,200/ボーディ(メイデンズ ショップ)
藍色が和風な趣のジャケット。ジャカード織りで立体感のある表情に。ジャケット¥165,000/ボーディ(メイデンズ ショップ)
ビビッドなピンクで描かれた龍が舞い踊り、東洋のムードを醸し出す。パンツ¥93,500/ボーディ(ランチキ セントリューム)
メイデンズ ショップ tel:03-5410-6686
ランチキ セントリューム tel:03-5766-8415
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ランドロード / LANDLORD
クリエイティブディレクターの川西遼平により、2015年にスタート。セントラル・セント・マーチンズやパーソンズ美術大学、アメリカ軍支給品の縫製工場出身のメンバーがデザインを務める。
毎シーズン、時代をダイレクトに反映したコレクションに注目が集まるランドロードだが、2020年の春夏は、ドメスティックブランドのコウザブロウと合同ショーにてコレクションを発表。
絵の具が飛び散ったようなエネルギッシュなグラフィックや、缶コーヒーを手にしたワークスタイル、大きなチェーンネックレスにカラフルな玩具を取り付けたヒップなアクセントまで、まさにいまの時代を反映したワードローブが揃った。モデルには若者から支持の高いラッパーTohjiを起用するなど、パンクなムードに包まれたコレクションが話題を呼んだ。
お尻まで隠れるビッグサイズのファーコートは、裏地の蛍光オレンジがアクセントに。コート¥99,000/ランドロード(エムエイティティ)
搭乗に必要な情報を記すカードのようなアクセントを施し、ワークテイストに遊び心を添えた。ジャケット¥99,000/ランドロード(エムエイティティ)
チェック柄のトラディショナルなジャケットも、柔らかな素材とオーバーサイズで現代風に。ジャケット¥118,800/ランドロード(エムエイティティ)
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パリ発>>自身のルーツを反映した注目のメンズブランド。
ロンドン発>>ストリートを背景に持つ若手メンズブランド。
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photos : ASA SATO, stylisme : KODAI SUEHIRO