あなたの運命を変える、ジュエリー。 #08 女性に優しく寄り添う、繊細なショーメのジュエリー。
Jewelry 2017.11.27
ジュエリーの輝きの真価は、身に着けた女性の未来が証明する。優れたジュエリーは、女性の内なるエレガンスを引き出すものだから。王侯貴族に愛されてきたショーメは、いつの時代も女性の夢を形にしたかのような優雅な輝きが特徴だ。
Chaumet
|ショーメ|
リング「ジョゼフィーヌ エグレット・アンペリアル」右(PT×ピンクサファイア)¥7,030,800、左(PT×ルビー)¥20,952,000(ともに予定価格)/ともにショーメ
ジャック=ルイ・ダビットの描いた『ナポレオンの戴冠式』で、皇后ジョゼフィーヌがつけたティアラを制作したのが創業者マリ=エティエンヌ・ニト。女性の夢や憧れが、ショーメの歴史の中で繊細なジュエリーとなって実を結ぶ。
ショーメの長い歩みは1780年から始まる。王妃マリー・アントワネットの宝石商だったオベールのもとで修業を終えたマリ=エティエンヌ・ニトが、自身の店を構えたのがこの年。伝説のナポレオンとの出会いによって、皇帝御用達ジュエラーとして任命される。ブランド名を「ショーメ」と決定したのは1885年、4代目ジョセフ・ショーメの時から。歴代の王侯貴族を飾ったジュエリーのテーマは愛や情熱、自然だが、そこには常に繊細な軽やかさがあり、女性に寄り添い、優しく導いてくれる。
「ジョゼフィーヌ」と名付けられたリングはメゾン生誕230周年を記念して、2010 年に作られたコレクション。メゾンのヘリテージが華麗なリングとなって現代に蘇ったのだ。コレクションに共通するセンターモチーフはペアシェイプ。このリングたちは2.55カラットのルビーと2.48カラ ットのピンクサファイアを中央に頂く。鮮やかな色彩を優雅に囲むダイヤモンドが、リングの高貴な存在感を強く印象付けている。
ショーメ tel:03-5635-7057
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*『フィガロジャポン』2017年9月号より抜粋
photos : SATOSHI YAMAGUCHI, stylisme : MANA YAMAMOTO, réalisation : CHIZUKO MATSUO