セリーヌのメンズジュエリーに注目！

セカンドスキンと呼ぶにふさわしい繊細なジュエリーを提案してきたエディ・スリマン率いるセリーヌ。メンズコレクション“ティーン・ナイト・ポエム”では、大ぶりのチェーンをモチーフにしたアクセサリーが光った。

セリーヌのメンズコレクション「ティーン・ナイト・ポエム」で披露された個性的なアクセサリーが注目を浴びている。photo : Hedi Slimane / Celine

控えめなイヤリング、お守り風ペンダント、極小のシュヴァリエールリング…。2018年1月にセリーヌのアーティスティックディレクターに就任して以来、メンズ、レディースそれぞれのショーで洗練されたジュエリーを発表してきたエディ・スリマン。本質的なピースへのこだわりを反映したジュエリーは、ホワイトゴールドやイエローゴールドの土台に小さなダイヤモンドをはめ込んだ繊細なデザインが特徴だった。

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「ザ・ダンシング・キッド」と題された2021年春夏のメンズコレクションに登場したピエロをモチーフにしたトリプルイヤリングは、その型破りなイメージで注目を集めたが、シャンボール城で発表されたネオ中世風の2021年ウィンターコレクションでは、またもやテイストの異なる個性的なジュエリーが登場。私たちを驚かせてくれた。

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ストロングなチェーン

セリーヌ2021年メンズウィンターコレクションで発表されたアクセサリー。photo : Hedi Slimane / Celine

今回お目見えしたのはセリーヌにしては珍しく、ワイルドなチェーンをモチーフにしたジュエリー。今シーズン、ジバンシイやルイ ヴィトンにも登場した、インダストリアルなチェーンのアクセサリーの流れに合流するものだが、エディ・スリマンは、そこに、彼らしい究極のツイストを加えた。

パールや繊細なユリの花一輪をあしらったジェンダーレスな片耳イヤリングが、ネックレスの重量感に繊細な表情を与えている。