ヴァンドーム広場から、ブシュロンの「キャトル」で幸せを重ねて。

Jewelry 2024.03.19

パリのヴァンドーム広場から、165年以上の時を超えてモダンなスタイルを提案し続けるブシュロン。20周年を迎えたシグネチャーの「キャトル」コレクションに新作も仲間入りし、伝統と革新というアティチュードが輝きを放つ。

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ブレスレット上から、「キャトル クラシックバングル ハーフ」(PG×ブラウンPVD)¥990,000、「キャトル クラシック バングル スモール」(YG×PG×WG×ダイヤモンド×ブラウンPVD)¥2,692,800、「キャトルクラシック バングル ハーフ ラージ」(PG×ブラウンPVD)¥1,452,000、リング「キャトル ラディアント ダイヤモンド リング ラージ」(PG × WG ×ダイヤモンド)¥1,768,800(すべて予定価格)/以上ブシュロン(ブシュロン クライアントサービス) コート¥86,900/マーガレット・ハウエル

「キャトル」コレクションのアイコンカラーであるブラウンに、この春新たなブレスレットが仲間入り。肌なじみのいいピンクゴールドやパヴェダイヤモンドを重ねたデザインは、ひとつで着けるのはもちろん、スタッキングしても端正な魅力が際立つ。

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上から、イヤカフ「キャトル ホワイト シングル クリップイヤリング スモール」(YG×PG×WG×ホワイトセラミック×ダイヤモンド)¥456,500、「キャトル ブラック シングル クリップイヤリング スモール」(WG×ブラックPVD×ダイヤモンド)¥511,500、ピアス「キャトル ラディアント シングル クリップイヤリング」(片耳タプ、WG×ダイヤモンド)¥324,500/以上ブシュロン(ブシュロン クライアントサービス) シャツ¥35,200/イコールメント シアートップ¥24,200/ナカガミ(ナカガミラボラトリー)

ホワイトセラミックとブラックPVD、そしてダイヤモンドをコーディネートし、モノクロでまとめてハンサムな横顔に。ジェンダーレスなスタイルが人気のキャトル、サイズを問わないイヤカフはパートナーとのシェアにも最適。

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リング右手親指「キャトル ブラック リング ハーフ」(WG×ブラックPVD)¥337,700、薬指「キャトルラディアント ダイヤモンド リング スモール」(PG×WG×ダイヤモンド)¥1,188,000、小指「キャトル クル ド パリ リング ミディアム」(PT)¥299,200、左手薬指爪先から「キャトル グログラン リング スモール」(WG)¥270,600、「キャトル レッド リング ハーフ」(PG×レッドセラミック)¥298,100、小指「キャトル クル ド パリ リング スモール」(PG)¥173,800(すべて予定価格)/以上ブシュロン(ブシュロン クライアントサービス) フリンジシャツ¥181,500/ファーリング バイ ジャンニ(ガリャルダガランテ 青山店) 白シャツ¥36,300/イレーヴ

パリの石畳が着想源の「クル ド パリ」をはじめ、メゾンを象徴するグラフィカルな4種のデザインで素材や色を変えてバリエ豊富に展開する「キャトル」は、シングルタイプのレイヤードもモダン。ピンキーやサムリングなど、重ね方を変えて楽しみたい。

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ヴァンドームの邸宅で、老舗ジュエラーが紡ぐ時間。

ヴァンドーム広場26番地。オペラ・ガルニエ座から伸びるラ・ペ通りが広場に交わる角に、ブシュロンの本店がある。165年以上にわたる歴史の中で、多くの王侯貴族からセレブリティまで、ブシュロンのスタイルを愛するたくさんの顧客に愛されてきた。そんなメゾンが本店を構えるのは、歴史建造物指定を受けた、かつて邸宅だった18世紀の建物。ラ・ペ通り側の歴史的なエントランスからは、美しい螺旋階段が階上へと誘い、奥にはジャルダン ディヴェール(冬の庭園)と呼ばれるグリーンが顧客を迎える。ヴァンドーム広場を眺めることができるさまざまなコンセプトのサロンが並び贅沢な時間を約束する本店は、歴史あるハイジュエリーメゾンの神髄を体感させる空間だ。

ブシュロンの歴史は、創業者がパレ=ロワイヤルの回廊に宝飾店を開いた1858年に遡る。当時のパリはナポレオン3世時代。オスマン男爵の手で大改造が進む中、フレデリック・ブシュロンは、1875年に完成したオペラ座に近い、最もトレンディなエリアに注目した。1893年にヴァンドーム広場26番地に店を移したブシュロンは、後にハイジュエリーの聖地となったこの広場に本店を構えた最初の宝飾店なのだ。

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ヴァンドーム広場とラ・ペ通りの角、18世紀に建てられたノセ邸。1893年、フレデリック・ブシュロンはここに本店を構えた。

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1階の奥には、ブシュロンが大切にするテーマ、自然を讃えるジャルダン ディヴェール(冬の庭園)が。

メゾンに受け継がれるアーカイブ作品からは創業当時から先見性と自由な発想を特徴としてきたことがうかがえる。そして現在メゾンを率いるふたりの女性は、その革新的精神をさらに追求している。

本物の花びらをジュエリーに昇華させ、NASAの技術で空のかけらをジュエリーに閉じ込めたかと思えば、ジェンダーレスでトランスフォーマブルなピースを次々と繰り出すクリエイティブディレクター、クレール・ショワンヌのハイジュエリーは、老舗メゾンの中でもとりわけ革新性を感じさせる特別な存在だ。

一方、彼女にカルト・ブランシュ(全権委任)を与えてイノベーティブなクリエイションを可能にしているのは、CEO のエレーヌ・プリ=デュケン。彼女の革新性は、パッケージにも新風を吹き込んだ。エメラルドシェイプが刻印されたアルミニウムのケースは、ジュエリー界をあっと言わせる大胆な改革。アルミニウムとウールフェルトという、たった2種類の素材によるエコデザインのケースはリサイクル可能で、現代のいちばんの関心事である環境に配慮したものだ。メゾンの神髄であるハイジュエリーのクリエイションから、パッケージのコンセプトまで。ブシュロンの視線は、老舗の伝統と遺産にインスパイアされながら未来を見つめている。

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ダイヤモンドとハイジュエリーに捧げられた、2階の光の間。窓からは間近にヴァンドーム広場の塔が見える。

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梱包しない、の意味を込めた「NO PACK IS THE NEW PACK」は100%リサイクル可能な新時代のジュエリーケース。

ブシュロン ヴァンドーム広場本店
Boucheron Vendôme 26, place Vendôme 75001
tel: 01-42-61-58-16
M)OPÉRA
営)11:00~19:00
休)日
●問い合わせ先:
ブシュロン クライアントサービス
0120-230-441(フリーダイヤル)
www.boucheron.com

photography: Sio Yoshida styling: Yuuka Maruyama (makiura office) hair & makeup: Taro Yoshida (w) text: Masae Takata (4/4ページ paris office)

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