ジュエリーが内包する物語を届ける「アンナ ダイヤモンド」のニューラグジュアリー。
Jewelry 2025.09.01
日本発のジュエリーブランド、アンナ ダイヤモンドから新作「Rokka Collection(ロッカ コレクション)」と、新たな取り組みとなるアコヤ貝由来の釉薬を使用した陶器の販売を開始。あわせて、これらの発売を記念したポップアップを9月3日より東京ミッドタウンで開催する。
アンナ ダイヤモンドは、デザイナー/コピーライターの森 春菜により、2021年12月に創設された新進ジュエリーブランド。「纏うことは、物語を選ぶこと。その物語の積み重ねが、人生の輪郭を成していく」と考え、目に映る美しさだけでなく、その過程や未来にも光が当たるこれからの時代に「人生をともにしたいブランド」であることを目指す。そのため、素材の探求から制作に至るまで、未来への希望と新しい視点を大切にしながらものづくりを行なっている。
新作の「ロッカ コレクション」は、雪の結晶や蜂の巣、水の分子など、自然界にひそむ"六角形の構造美"に着想を得たもの。素材は廃棄された携帯電話やパソコンに含まれる有用な金属資源を再活用したリファインメタル(SV925)とラボグロウンダイヤモンドを使用している。パートナーとお揃いで着けるのにもピッタリなエタニティタイプのリングなどのほかピアス2型も展開する。
「ロッカ 1ロウ ダイヤモンド リング」(SV925×ラボグロウンダイヤモンド)¥132,000/アンナ ダイヤモンド(ブレヴァル)
「ロッカ リング ウィズ プティ ゴールド "エン"」(SV925×18KYG)¥96,800/アンナ ダイヤモンド(ブレヴァル)
「ロッカ バー ピアス」(SV925×ラボグロウンダイヤモンド)¥121,000/アンナ ダイヤモンド(ブレヴァル)
もうひとつの新作となる陶器は、真珠を採り終えたアコヤ貝から生まれた釉薬を自ら開発。この釉薬と石川県で採掘され九谷焼にも用いられる希少な花坂陶石から作られる粘土を使ったジュエリートレイ、お猪口、抹茶ボウルで構成されている。早朝の海を思わせる淡いアイスブルーの陶器は、すべて一点もののハンドメイド。器の底には、「Kakegaenonai」「Mattari」など、心をほどいてくれるような日本語をひとつずつ入れているのもポイント。
「01. ほどくお皿:ジュエリートレイ」¥7,150、「02.ほどくお皿:がぶのみサイズのお猪口」¥7,150、「03.ほどくお皿:たっぷり食べるグラノーラボウル」¥9,350/以上アンナ ダイヤモンド(ブレヴァル)
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これらの新作は、代官山・ヒルサイドウエストにあるアンナ ダイヤモンド ギャラリーのほか、東京ミッドタウンの伊勢丹サローネで開催されるポップアップイベントでも実物を手に取ることができる。この秋からデザイナーの森 春菜はパリへ移住するとのことで、渡仏前最後のイベントとなるので、期間中、ぜひポップアップへ駆けつけたい。
代官山・ヒルサイドウエストのアンナ ダイヤモンド ギャラリーは、ブランドの世界観を深く感じられる空間。ジュエリーの試着はもちろん、特別なアートピースも観ることができる。営業日時は不定期なので、インスタグラムなどをチェック。
森 春菜(もり・はるな)
アンナ ダイヤモンド創設者/デザイナー/コピーライター。1997年生まれ、横浜市出身。慶應義塾大学文学部美学美術史専攻を卒業後、コピーライターとしてキャリアをスタート。Allbirdsをはじめとする国内外のブランドのコピーライティングを手がける。言葉の仕事から表現の幅を広げ、2021年12月にアンナ ダイヤモンドを設立。今秋よりフランスに移住予定。
会期:2025年9月3日(水)〜16日(火)
会場:伊勢丹サローネ
東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン・ガレリア 1F/2F
営)11:00〜20:00
*デザイナー在店日は公式インスタグラムより確認。
text: Natsuko Kadokura