山下智久も声で登場! ブルガリの豊かな色彩に没入する展覧会が開催。

Jewelry 2025.09.24

イタリアンハイジュエラーのブルガリが、この秋に日本で過去最大の展覧会を開催。ブルガリ ヘリテージ キュレーター ディレクターのジスラン・オークレマンヌへのスペシャルインタビューとともに、展覧会を紹介。音声ナビゲーターには山下智久も登場!

華やかな色彩から生まれるイタリアンジュエリーの技巧。

日本におけるブルガリの過去最大の展覧会『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』。ジュエリーから現代アートまで、豊かな色彩を誇る約350点のマスターピースの展示により、さながら万華鏡のように鮮やかな色彩の世界を巡る旅が繰り広げられる。

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ゴールドとプラチナにダイヤモンドとシトリンをあしらい、ローマの夕焼けを彷彿させる1940年頃のブレスレット。イタリア国外での展示は今回が初となる。

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唯一無二の傑作、1969年頃に制作された『コンバーチブル・ソートワール=ブレスレット』。ブルガリの色彩とその物語の豊かさを体現し、万華鏡のような本展覧会のスピリットを見事に映し出す。

「1950年代後半から60年代初頭にかけて、ブルガリはハイジュエリーの伝統的な慣習を打ち破ることで、色彩革命を巻き起こしました。プラチナを用いた単色のデザインが好まれていた時代に、イエローゴールドにサファイア、ルビー、エメラルドをあしらい、ダイヤモンドと組み合わせるという大胆なコンビネーションを開拓。後にはカボションカットされた、いわゆる半貴石までも含めるようになったのです」と語るのは、展覧会の監修者であるブルガリ ヘリテージ キュレーター ディレクターのジスラン・オークレマンヌ。科学、感情、そして視覚と異なる3つの視点から、「色石の魔術師」と讃えられるブルガリの美学の根幹にある"色彩"を読み解いていく。

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『ジャルディネット ブローチ』(1969年頃制作)では色石に精緻なエングレービングを施して。

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赤と青のコントラストとカボションカットが後にブルガリのシグネチャーとなる、1954~55年頃に制作されたバングル。

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誕生間もない1960年の『セルペンティ』のブレスレットウォッチ。大胆なデザインは21世紀のいまなお新鮮。

本展ではまた、ハイジュエリーとファインアートに共有される色彩への情熱に光を当てる。1884年、芸術家と永遠の美の都であるローマで設立されたブルガリは、常に芸術との密接な関係を培ってきた。今回は現代アートを通して新しい色の体験を提案。3名の女性アーティストによる没入型の色の世界は、観る者に疑問を投げかけ、関与し、魅了する。

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古事記に着想を得て未来的な素材とスピリチュアルなミニマリズムを融合させながら瞑想的な空間を創出する森万里子の作品。

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水、音、鉱物顔料が混ざり合いながら、移ろいゆく流動的なフォルムを形成するさまを空間全体に投影する中山晃子によるダイナミックなインスタレーション。

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回転する色とりどりの洗車ブラシで構成された、ララ・ファヴァレットのサイトスペシフィックインスタレーション。

「ブルガリのハイジュエリーは美術、絵画、彫刻などと並び立つ壮麗な芸術作品です。卓越したクラフトマンシップと宝石に対する鋭い鑑識眼を駆使し、光、感情、ローマの精神を讃える作品へ昇華させてきました。ブルガリは真の色彩の芸術家なのです」

大胆な色の包含と自由な宝石の選び方に始まる創造性。そして並外れた作品に驚嘆するだけでなく宝飾品への理解が深まる展覧会。映像、インタラクティブな空間、芸術的な対話を通して、すべての人に宝石と貴金属を自在に操る卓越した技量を堪能させるはずだ。

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ジスラン・オークレマンヌ/Gislain Aucremanne
ブルガリ ヘリテージ キュレーター ディレクター エコール・デュ・ルーヴルで教育を受けた後、パリをはじめ世界各地の美術館の文化プログラムや展覧会に尽力。パリ装飾芸術美術館での活動や大規模な回顧展での経験を活かし、ジュエリー史の活動を続け、2023年に現職へ。

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展覧会の音声ナビゲーターに就任した山下智久。

音声ナビゲーターに山下智久が就任!

今回の展覧会では、日本語版の音声ガイドナビゲーターに山下智久が就任。就任に際して山下は、「音声ガイドの台本を読み進めるごとに、以前訪れたローマの美しい情景を思い出し、ブルガリの色彩豊かなジュエリーを思い浮かべながら、楽しく音声収録に臨むことができました。音声ガイドの台本に、『たとえば赤は情熱を表す』という一節があります。その一節を読んだ時に、ちょうど20年前に僕が歌詞を書いた(『カラフル』という)楽曲でも、『赤い情熱』という言葉を用いたことを思い出しました」コメントを寄せた。山下のもうひとつの好きな色である青についても音声ガイドでは朗読されている。煌びやかなジュエリーと山下の音声ナビのマリアージュという贅沢な共演も堪能したい。

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ナレーションを収録。ブレスレット「ブルガリ トゥボガス」YGxPGxWG (本人私物)

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『ブルガリ カレイドス 色彩・文化・技巧』
開催中~12/15
国立新美術館 企画展示室2E
開)10:00~17:30最終入場(月、水、木、日)、10:00~19:30最終入場(金、土)
休)火、9/24 ※9/23は開館
料)一般¥2,300 ※日時指定制
050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://www.nact.jp/

©国立新美術館

問い合わせ先:
ブルガリ・ジャパン
0120-030-142(フリーダイヤル)
https://www.bulgari.com/ja-jp/

text: Tomoko Shimizui

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