フェミニンに煌めく。ディオールから新作ハイジュエリー「ベル ディオール」が誕生。
Jewelry 2026.02.09
ディオールの新しいハイジュエリーコレクション「ベル ディオール」が2026年1月、パリで発表された。
詩情あふれるチャーミングなジュエリーで見るものを魅了するコレクションをディオール ファイン ジュエリーで1999年以来生み出し続けているのは、クリエイティブ ディレクター、ヴィクトワール・ドゥ・カステラーヌ。
その尽きぬインスピレーション源となっているのは、メゾンの創設者であるクリスチャン・ディオールのヘリテージである。パリ7区に立つ17世紀の個人邸宅内に設けられた展示会場。テクスチャーのあるガラスの中に閉じ込められた花々がシルクタフタのプリントのように輪郭がぼんやりと幻想的な模様を描く、ロマンティックな景色を背景に、コレクションは展示されていた。「ベル ディオール」はフェミニニティ、庭園の美、クチュールの魅力を称えたコレクションで、エレガントに揺れ動くフリンジで夢と現実を融合した57点で構成されている。
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占星術へオマージュを捧げる「Soleil Céléste(天空の太陽)」。

「Soleil Célest」ネックレス(YG×WG×オレンジダイヤモンド×イエローダイヤモンド×ターコイズに重ねたホワイトオパール)


「Soleil Célest」ヘアアクセサリーにもなるブローチ(上)とイヤリング(下)(以上YG×WG×オレンジダイヤモンド×イエローダイヤモンド×ターコイズに重ねたホワイトオパール)
これまでヘリテージの中からクチュールや庭園を幾度かジュエリーのテーマにしてきたヴィクトワール。このコレクションのメインパリュールとなるのは「Soleil Céléste(天空の太陽)」で、ムッシュ ディオールが占星術に傾けていた情熱にオマージュを捧げている。
最初に目を奪うのはオレンジダイヤモンドとイエローダイヤモンドの太陽だ。ターコイズに重ねたホワイトオパールが月を、ホワイトダイヤモンドが星やハートを描き、フリンジ状に連なっている。ネックレスやヘアアクセサリーとしても使えるブローチ、チョーカーとしても楽しめるブレスレット、リング、イヤリング。ミステリアスな輝きが眩いパリュールである。
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可憐な小花が咲く「Jardins Multicolores(マルチカラーの庭)」。


「Jardins Multicolores」(上)ネックレス(PG×ダイヤモンド×ピンクルビー×ロードライトガーネット×ピンクサファイア×パープルサファイア)、(下)ネックレス(YG×ダイヤモンド×ツァヴォライトガーネット×エメラルド)
「Jardins Multicolores(マルチカラーの庭)」では小花の連なりが愛らしいネックレスと2タイプのリング、2タイプのイヤリングがふたつのカラーシェードで表現されている。ツァヴォライトガーネットとエメラルドを組み合わせたブライトグリーン系、そしてピンクルビー、ロードライトガーネット、そしてピンクとパープルのサファイアという組み合わせのパウダーピンク系のふたつのシェード。どちらにおいても、宝石の色彩をダイヤモンドの白い輝きがより強調している。
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神秘的なカラーを秘めた「Dearest Dior」、「Jelly Tanzanite」。


「Dearest Dior」(上)リング(WG×ダイヤモンド×タンザナイト×ブルーサファイア×ピンクサファイア×ロードライトガーネット)、(下)イヤリング(PG×ダイヤモンド×ピンクスピネル×ロドライトガーネット×スペサルタイト・ガーネット×ピンクサファイア)
ふたつのカラーシェードは「Dearest Dior(ディアレスト ディオール)」でも共通している。こちらはピンクゴールドをベースにピンク系の石の組み合わせ、そしてホワイトゴールドをベースにブルー系の石という組み合わせだ。ブルー系のメインとなるのはタンザナイト。このコレクションでは「Jelly Tanzanite(ジェリー タンザナイト)」というネックレスでも、主役の座を占めているのはタンザナイトが深みのある神秘的なブルーの輝きだ。

「Jelly Tanzanaite」ネックレス(WG×YG×ダイヤモンド×タンザナイト×サファイア×エメラルド×ツァヴォライトガーネット×ブルーグリーン・トルマリン)
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クチュールと庭園、咲き乱れる美の共演。


「Galon printemps」(上)ネックレス、(下)リング(共にPG×ダイヤモンド×ブラックオパール×ピンクサファイア×ブルーサファイア×ツァヴォライトガーネット×スペサルタイト・ガーネット×エメラルド×レッドスピネル×グリーンラッカー×ブルーラッカー)
ヴィクトワールが好む石として知られるオパールを、小花の連なりとフリンジが織りなすネックレスのメインにセットしたジュエリーは「Galon printemps(春のブレード)」。合計7.56カラットの2粒のブラックオパールの怪しい魅惑に、ラッカーのブルーとグリーンの花が呼応するようにあしらわれている。このようにクチュールと庭園というふたつのテーマは「Multi galons (マルチブレード)」、「Franges de fleurs(花のフリンジ)」でも美しく絡み合っている。最近パールをジュエリーに用いるようになったヴィクトワール。両者のジュエリーでは、小さな純白のパールが厳選された美しい色彩の石と饒舌に愛らしさを競っている。

「Multi galons」ネックレス(WG×ダイヤモンド×ルビー×エメラルド×ブルー×ピンクサファイア×ツァヴォライト・ガーネット×パール)

「Franges de fleurs」ネックレス(YG×ホワイトダイヤモンド×イエローダイヤモンド×エメラルド×ツァヴォライト・ガーネット×パール×ピンクサファイア)
小さな花の連なりに心を奪われていると、リング「Milly dentelle 」の登場に驚かされる。センターにあしらわれているのは6.50カラットのピンクスピネル。その周囲をホワイトオパールの神秘的な花弁の4輪の小花が囲み、まるで大輪の花のように鮮やかで華やかだ。最高のクオリティの宝石と巧みな技を誇る職人の手から生み出されたポエジーと魅惑に溢れる「ベル ディオール」コレクション。その中でもこのリングにはヴィクトワール・ドゥ・カステランヌが築き上げたディオール・ジョワイユリィのエスプリが凝縮されているよう。

「Milly Dentelle」リング(PG×ダイヤモンド×ピンクスピネル×イエローサファイア×ピンクサファイア×パライバ・タイプ・トルマリン×マンダリン×ツァヴォライト・ガーネット×ホワイトオパール)
最高のクオリティの宝石と巧みな技を誇る職人の手から生み出された美しき「ベル ディオール」コレクション。ヴィクトワール特有の色彩溢れるポエジーがフェミニンに眩いている。
photography: courtesy of Dior editing: Mariko Omura





