ブルックス ブラザーズも手がけるザック・ポーゼン、自分のブランドも進化中!
Fashion 2015.09.18
米デザイナーのザック・ポーゼンは、自身の名前を冠したブランドを2001年から率い、女優のアンバー・ハードやモデルのアンバー・ローズなど多くのセレブ御用達デザイナーとして知られている。
そのザックは、昨年米人気ブランド、ブルックス ブラザーズのチーフクリエイティブディレクターにも就任。意外感をもって受け止められたニュースだが、実際ブルックス ブラザーズも手がけるようになったことで、ザックの仕事もいよいよ進化中のようである。
「ブルックス ブラザーズのデザインをするようになって、自分のブランドのランウェイショーにどんなファッションメッセージを組み立てるかにおいて、大いに影響があったよ」と、月曜日にザック・ポーゼンのショーをNYファッションウィークで開いた彼が、ファッションサイト『Fashionista』に対して語った。「ディテールや技巧に対するこだわりは一切変わらないけれど、新たなリラックス感とともに、普段着も多くした。ハイクラスな仕立ての普段着をね」
といっても、ザック特有のグラマラスさは変わらないようで、今週末のエミー賞授賞式でも、大スターの多くがザックのドレスを身に纏って登場することになりそうだ。「どうだ! という感じで目を見張らせるドレスももちろんあるけれど、僕のランウェイには必要なくて、それはレッドカーペットで見てもらうことになるだろうね」
ザックがファッションにおいて最も重要視しているのは、身体に合ったサイズ直しの重要性だ。「身体にピッタリ合った服を目指す観点において、寸法直しがすべてだよ」と、『glamour.com』に対して語っている。
「正しい仕立てによって、どんな体型にだって服はうまく合うようになり、着る人に自信も与えてくれる。今日の服は、多くの場合デザイン先行で二次元的だけれど、実際には身体の形は人それぞれ、女性は特に曲線が多いからね」。女性を一番美しく見せるのは仕立て服であり、大事に使えば一生ものの一着になる、とザックはつけ加えた。
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