タグ・ホイヤーのアンバサダー、香川真司に迫る。

Watches 2018.08.07

 サッカーのワールドカップのロシア大会、日本の初戦、コロンビア戦で先制ゴールを決め、日本中を歓喜の渦に巻き込んだ、香川真司選手。
サッカー日本代表として大仕事を成し終えた香川選手が自らがブランドアンバサダーを務める「タグ・ホイヤー」のイベントに登場。先日、西日本を中心に甚大な被害を及ぼした西日本豪雨により影響を受けた子供たちへの緊急支援を行うと発表した。つかの間の休息、日本で多忙を極める香川選手に話を聞いた。

 

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—今回のワールドカップで印象に残った出来事は?

大会中は、日本でもすごく盛り上がったと聞いていますが、開催前はさほどなく……(笑)。
そのギャップを考えるとサッカーにもっと注目してもらうためには、これからが大切になってくるかと。僕が個人的に印象に残ったのはベルギー代表のアザール選手。ボールを受けたら常に、すぐ前を向いてゴールに向かってくる。雰囲気から脅威的で、あんな選手はなかなかいない。一瞬の隙も与えてはいけないし、それを許すとすべての局面を打開されてしまう。本当に集中力を要される選手で、ワールドクラスのレベルです。


—ワールドカップはやはり特別ですか?

そうですね。4年に一度で、注目度も高く、それまでの道のりもある。国を背負っての戦いだし、緊張感や最高の雰囲気は普段、経験することのないものです。ただ、そこで結果を勝ち取るためには、やはり日々、努力を続けないと、どれだけやって来たかが素直にピッチに現れる。なので、ワールドカップに出る限り、しっかりと覚悟を持って挑まないと、軽い気持ち、甘い気持ちでいたら、痛い目に合うなと。そう簡単に勝てる世界じゃない。

—子どもたちへのチャリティーにも積極的ですね。 

もともと子どもが好きだし、子どもと時間を過ごすことでパワーを貰っている部分もあります。自分が子どもだったら、日本代表の選手と触れ合うことは一生の思い出になるだろうなとも思うし、もっと彼らに夢を与えられるような選手になりたい。今後ともチャリティー活動は続けたいし、それが当たり前のサッカー界、スポーツ界になったらいいと思います。次の世代に僕の経験を伝えていけたら。

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—海外での暮らしはいかがですか?

すごく楽です。最近は、日本にいるときのほうが少し疲れる気もします。選手としては、確実に海外での暮らしの方が僕には向いている気がする。チームもインターナショナルなので、いろいろな国の選手がいるし、違う文化も学べて面白いですよ。ドイツ人は日本人と似て、規律正しいし、時間にも正確。だからこそ、日本人選手も多いし、高く評価してくれる部分はあるかと思います。

—食事はどうされているんですか?

体の状態を保つため、シェフをお願いして朝昼晩、作ってもらっています。あまり外食はせず、たまにイタリアンを食べに行くくらい。

—今後のビジョンは?

ワールドカップを終え、新しい挑戦を求めている自分がいて、もっと厳しい状況に身を置き、選手として、さらに上を目指して行きたいと日々、実感しています。自分自身、これまで培って来たことを、そして“自分はこういう選手である”という確固たる個性をもっと築きあげ、それを高いレベルでピッチの上で表現していけるように努力して行きたい。まだまだいいプレイヤーになれると思っています。

photos:KENSUKE TOMURA, texte:TOMOKO KAWAKAMI

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