メゾンのビューティの世界にオマージュを捧げた、シャネル ウォッチのカプセルコレクション。
Watches 2025.09.04
シャネルはガブリエル・シャネルが功績を残したもうひとつの世界"ビューティ"にオマージュを捧げ、「シャネル BLUSH ウォッチ カプセルコレクション」を発表。
ピンクのグラデーションカラーでCHANELの文字を模った6つのアルファベットチャームがアクセント。ウォッチ「プルミエール チャーム BLUSH」(H19.7×W15.2mm、素材:SS)¥1,320,000(数量限定)/シャネル
コスメティックの世界のパワフルなエネルギーをひとつひとつのウォッチに注ぎ込んだこのコレクションは、メゾンのビューティの世界のカラーパレットやテクスチャーのエッセンスをクリエイティブに表現している。
1920年代、100年ほど時代を先取りしていたガブリエル・シャネルは、香水「シャネル N°5」をはじめメークアップのラインを発表し、当時の香水や化粧品のコードを一変させた。彼女が作り出したアイテムは、パウダーやリップスティックが自らを際立たせるために、あえてシンプルで艶やかなブラックのケースに身を包んでいるような鮮やかなコントラストがあった。シャネル ウォッチメイキング クリエイション スタジオ ディレクターのアルノー・シャスタンは、この多面的な二面性をウォッチに取り入れたいと考えたのだ。
単色表現のピンクとレッドがインデックスとベゼルを彩る。ウォッチ「J12 BLUSH キャリバー 12.1」(∅38mm、素材:高耐性ブラック セラミック×SS)¥1,628,000(数量限定)/シャネル
「シャネルのビューティ アイテムのビジュアル的なアプローチは非常に魅惑的で、そのグラフィカルな美しさはインスピレーションを誘います。洗練された構造と考え抜かれたデザイン。私が惹かれたのは、シャネルのビューティ アイテムに宿る、有無を言わせぬエレガンスです」とシャスタンは語る。
また、おなじみのブラックラッカー ケースの深み、シャネルのメークアップのパレット、ペンシル、パウダーなどのテクスチャーは、高級ウォッチのオート オルロジュリーの世界とも共通する理念があるとも。「私はそこから、ドリッピング アートやポップ アートといった芸術ムーブメントとの繋がりを構築するインスピレーションを汲みました。より美しくなりたいのなら、メークアップは有効な手段です。この美のビジョンこそが、コレクション全体を鼓動させることとなったのです」
「シャネル BLUSH ウォッチ カプセルコレクション」のタイムピースは、シャネル メークアップ クリエイティブ ストゥディオがデザインしたカラーパレットのエネルギーが着想源。「J12」「プルミエール」「ボーイフレンド」「コード ココ」といったメゾンのアイコンウォッチに、ピンクやレッド、そしてランダムにほとばしる色彩が生き生きと施されている。
バゲットパターンをあしらったブラックのベゼルに囲まれたダイヤルに、モノトーンのマドモワゼル・シャネルがメークアップテーブルに向き合っている姿が描かれている。5分間で一周する回転ディスクに描かれたアイシャドウ、パウダー、リップスティックといったメークアップアイテムを繊細に再現。ウォッチ「マドモワゼル J12 BLUSH キャリバー 12.1」(∅38mm、素材:高耐性ブラック セラミック×SS)¥2,772,000(数量限定)/シャネル
リップスティックのようなピンクとレッドの単色表現で遊んだウォッチは、ガブリエル・シャネルが大切にしていた女性らしさを体現している。ウォッチ「プルミエール カフ BLUSH」(H19.7×W15.2mm、素材:SS)¥1,848,000(数量限定)/シャネル
ピンクのカーフスキンストラップにCHANELの文字をエンボス。アルファベット6文字の存在感が視線を引き寄せるピンクのストラップの裏地や、2.55のハンドバッグに着想を得たターンロック式のクラスプにブラックのアクセントを添えて。ウォッチ「コード ココ BLUSH」(H39.3×W25.0mm、素材:SS×ダイヤモンド)¥1,639,000(数量限定)/シャネル
text: Natsuko Kadokura