自分自身を深く洞察することで運が開けるとき
3月の運勢(月運) : 花 - 中森じゅあんの算命学占い
『フィガロジャポン』本誌で大人気だった、中森じゅあん先生の算命学を毎月更新。
中国最古の占星学から読み解いた、主精別の「今月のキーワード」と、全体運、仕事運、恋愛運をさらに良い方向へ導くためのアドバイスをお届けします。
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長年にわたり「中森じゅあんの算命学」に原稿をご執筆頂きました中森じゅあん先生が、2025年5月12日にご逝去されました。連載は2025年5月をもって終了とさせていただきます。謹んで哀悼の意を表します。
2013年3月5日~
4月4日の運勢

「自分自身」をしっかりと認識する、という月です。自分のことはなんでも知っているという思いがあるかもしれません。でも時として、自分で自分がわからない、自分はどうしたいのか、自分はどんな人間なのか、といった思いを抱くことはありませんか? そして、自分のはこういう性格、自分の好き嫌いは把握しているという人もいるでしょう。がしかし、それは正確性に欠けることだし、真実とはいえないものです。何故なら「本当の自分」というものを確信し、ゆるぎなく変わらずに生きている人は少ないから。つまり、私たちは人生のさまざまな側面、プロセスで、変化していく未知の自分を知っています。そこで、せめて「今、私の正直な心の声は何といっているか?」と静かに深く思いやりをもって聞く、そして認識を深めていく必要がある、それが今月のテーマとなることを、星が語りかけています。ぜひ、トライしてみて。
Love
カップルの人は、相手の言動で状態、立場、性格何であれ、自分はどう思い、感じているのか見つめましょう。フリーの人は、まだ見ぬ相手にどんな期待やイメージをもっているのか調べてみましょう。その深みにある自分自身を見つめて見出しましょう。
Career
あなたが今どんな仕事をしているか、収入は?満足度は?職場の人間関係は?という諸々は目に見える外側のことです。働いていても今残業がなくても、家の仕事を手伝っていても、仕事ということに関して自分が、正直にどんな考え、価値観、望み、感情をもっているか、自問自答し認識することが、自分と仕事の中に新しい発見をもたらすことでしょう。
花のあなたはこんな人
野に咲くかわいい花、華やかな大輪、どんな花でも、人々の心や目を楽しませてくれます。そんな花の精が、あなたの本質です。算命学では、花は女性の理想とされていますが、それは、思いやりがあってやさしいだけでなく、内面には強さをもっている外柔内剛の典型だからです。人あたりがソフトで自然で、人を惹きつける魅力の持ち主。どんな人とも調和していけるので、友達が多い自然な社交家です。かといって人の考えの言いなりになるわけでもなく、集団やグループ、組織の中では、統率力を発揮できます。種から花が咲くまで月日がかかるように、おっとりとしてスローテンポ、多くの人々の中で輝くのが本質なので、孤立とは無縁の人生です。
花の有名人
イヴ・サンローラン(デザイナー)1936/08/01
サンドリーヌ・ボネール(女優)1967/05/31
パトリス・ルコント(映画監督)1947/11/12
ビヨンセ(ミュージシャン)1981/09/04
マドンナ(ミュージシャン)1958/08/16
吉田都(ダンサー)1965/10/28
Horoscope : Juan Nakamori / Illustlation :Maggie Prendergast
中森じゅあんプロフィール
鬼谷算命学が専門の占い師。バイオシンセンス・ボディサイコセラピスト。占い師としてのキャリアは20年。また、フリーランスのコピーライターとしても27年の経験をもつ。算命学のほか、ワークショップ講演、エッセイや詩の執筆など幅広い分野で活躍中。著書は『鬼谷算命学』(三笠書房)、エッセイ集『幸福の扉を開きなさい』(PHP文庫)、詩画集『天使の愛』(講談社)ほか多数。