「責任」の月。誠意を持って他人と接することがカギ。
2月の運勢(月運) : 地 - 中森じゅあんの算命学占い
『フィガロジャポン』本誌で大人気だった、中森じゅあん先生の算命学を毎月更新。
中国最古の占星学から読み解いた、主精別の「今月のキーワード」と、全体運、仕事運、恋愛運をさらに良い方向へ導くためのアドバイスをお届けします。
www.juan.jp
長年にわたり「中森じゅあんの算命学」に原稿をご執筆頂きました中森じゅあん先生が、2025年5月12日にご逝去されました。連載は2025年5月をもって終了とさせていただきます。謹んで哀悼の意を表します。
2013年2月5日~
3月4日の運勢

今年最初の2月、あなたにへのメッセージは「責任をもつ」という意味と共に、とても真面目でカッコいい星がやってきます。責任というひと言だけを見ると、何か息苦しかったり、うるさく感じたりする人がいるかもしれません。でも算命学でいうこの星のもつニュアンス、本質は、人としての品格であり、自分の現実のさまざまなことに対して、さわやかに、じぶんが責任をもつ、という正直な誠意ある生き方を意味するのです。どんな事に対しても、人のせいや自分以外の何らかのせいにして自分を守ることをやめれば、自分を深く正して認識できるし、成長する喜びがあらわれます。つまり、私たちの人生はすべて、自己責任のもとに創造する幸せの可能性が開かれるのです。イライラやストレス、不安もすべて、自分のものの見方次第で、強化もされ、変化もしていくものです。
Love
カップルの人は、少しでも相手に不満や批判の心を抱いた時は、それは相手のせいではなく、相手に対する自分の心に責任をもって改善することができる、と思ってそれを実行してください。フリーの人はチャンス月。あなたの自分をしっかりもった心の姿勢は異性を魅了するものです。
Career
誰でも仕事に対しては責任をもって働くのが当然ですよね。それでも自分の方がキツイ仕事をさせられているとか、あの人は楽をしているのにいい思いをしていそう、といった、さまざまな判断や批判の心が生じることもあるもの。人は人です。ネガティブな考えや感情というものも自己責任です。どんな思いを抱くかは自分次第。そう思って今月のテーマ「責任」を自分のものにすれば、いつも明るい心で働けるはずです。
地のあなたはこんな人
どこまでも広々と続く大地、道路や草原などが地の人の本質です。田や畑には、農作物を育てて収穫をもたらしてくれる、恵みのパワーがあり、母なる大地というように、人を育成する能力が与えられています。内面に存在する多彩な種類の才能や魅力は、大地の中に含まれている養分のように豊かです。庶民的なあたたかさとともに、時には周囲を驚かせるほどのねばり強さを発揮することも珍しくありません。もうひとつの特色は、家庭的で堅実、コツコツと努力を惜しまずひとつのことに集中し、長い年月をかけて大きなものを積み重ね、築き上げることです。仕事と家庭の両方をしっかりと地道に育てることができるので、働く現代女性の代表といわれる由縁です。
地の有名人
エマニュエル・ベアール(女優)1963/08/14
カール・ラガーフェルド(デザイナー)1933/09/10
セシル・カッセル(女優)1982/06/25
マチュー・ガニオ(ダンサー)1984/03/16
マリオン・コティヤール(女優)1975/09/30
リュック・ベッソン(映画監督)1959/03/18
ロマン・デュリス(俳優)1974/05/28
Horoscope : Juan Nakamori / Illustlation :Maggie Prendergast
中森じゅあんプロフィール
鬼谷算命学が専門の占い師。バイオシンセンス・ボディサイコセラピスト。占い師としてのキャリアは20年。また、フリーランスのコピーライターとしても27年の経験をもつ。算命学のほか、ワークショップ講演、エッセイや詩の執筆など幅広い分野で活躍中。著書は『鬼谷算命学』(三笠書房)、エッセイ集『幸福の扉を開きなさい』(PHP文庫)、詩画集『天使の愛』(講談社)ほか多数。