石井ゆかりの星占い

2021/12/20 - 12/26

みずがめ座

みずがめ座

1.20 - 2.18

「内面」や「過去」が重要です。外に出ようとする時ほど、内側のことやすでに通ってきた道のことをまず、見つめる必要があります。チケットの手配をして、スーツケースも準備して、明日旅立とう、という時、部屋の中が散らかっていれば、片付けたくなるはずです。「何もかも捨てて未来に進もう!」と思う時こそ、これから捨てていく「何もかも」のことが一番気になっているのかもしれません。

「これまで」のことを「これから」に接続するための作業が、今週、とても大切なものになるかもしれません。海外に移住しようとする人が、母国の歴史の教科書をたくさん持っていったという話を聞いたことがありますが、遠く外に出ようとする時ほど、「これまでのこと」が宝物になるものなのかもしれません。水瓶座の人々は基本的に未来志向であり、振り返りや自分語り、現在地の確認などを軽視しがちです。でも、それはセンチメンタルなしがみつきではなく、「自分自身」の確認作業なのです。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と言います。この「己を知る」作業が最も難しく、また、最も大事なことなのだろうと思います。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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