たとえば、一対一で議論をしている最中は「自分が劣勢だ」と感じていても、その場を離れてひとりになって、または、第三者にその経緯を説明するにあたって、「なんだ、間違っているのはあっちのほうではないか」と気が付く、といったことがあります。今週はもしかすると、そんなことが多いかもしれません。ちょっと言い負かされそうになったらいったん引いて、第三者や「他の人たち」の意見を聞くと、「自分のほうに理がある」とわかるのです。
今週、救いや安堵はなぜか「一呼吸置いたあと」にやってきます。ガンガンやり合っているような場面、どうにかして状況を動かそうとしているような場面では、リアルタイムでは「にっちもさっちもいかない」と感じられるかもしれませんが、その少しあとで「なんだ、なんでもないことだ!」「助かった、もう悩まなくていいんだ!」といった場面が訪れます。目の前のことだけに囚われず、少し長い時間の中で、少しだけ広い世界に身を置くようにすると、動きやすくなるはずです。