石井ゆかりの星占い

2021/9/27 - 10/3

おひつじ座

おひつじ座

3.21 - 4.19

反応のはやさ、回転のはやさ、投げ返すはやさ。人とのかかわりにおいてはしばしば、そうしたスピードが求められます。でも、今はその「はやさ」は、一切必要ありません。相手のことを本気で考えていれば、問いかけに応えるにも、時間がかかるはずです。相手が投げかけていることを自分が本当に理解できているかどうか、不安になるはずです。聞き直したり、わからない部分をただしたりするのも、大事なことです。少なくとも今は、テンポの良さやスムースさは、まったく重要ではありません。

明日のことを決めるためにかかる時間と、来年再来年を見据えて計画を立てるのに必要な時間は、異なります。それが自分のためだけの計画でなく、誰かと共有するようなものであれば、なおさらです。大きな計画を立てようとする時ほど、過去の実例や実績を検証する必要が出てきます。この時期はそういう意味でも、「時間をかける」ことが大切なのだろうと思います。

何度でもしなければならない話があり、何度も語り合わなければならない相手がいます。再会し、あの話をもう一度しなければならない、そういう流れが生じています。それは貴方の責任であると同時に、希望でもあるのだと思います。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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