石井ゆかりの星占い

2021/12/27 - 2022/1/2

おひつじ座

おひつじ座

3.21 - 4.19

「目標達成」を目指す時、誰よりも勢いよく突き進める牡羊座の人々ですが、今週を境にふと、立ち止まりたくなるかもしれません。なぜなら「この目標で、ほんとうにいいのかな?」という疑念が生じるからです。目標の内容自体に自信が持てなくなって、「突き進む」勢いが緩むのです。

たとえば「家事のすべてを完璧にやろう」「人に認められるように頑張ろう」「目標の数値を達成しよう」などと頑張っている最中に、なぜか「家事を完璧にやると、どういういいことがあるのかな?」「人に認められて、それでどうなるの?」「数値を達成すると、どんな意味があるのだろう?」などの、より根源的な疑問が湧いてきます。「それは、なんのための目標なのか?」という、目標の意味、真価を問う気持ちが生まれるのです。「勉強するのは、ただテストの点を取るためなのか」。決してそうではないはずです。では、なんのために学ぶのか? と問い直せば、その答えは100人いれば100通りあるはずで、自分の答えは自分で生み出さなければなりません。

これは非常にすばらしいことです。なぜなら、この問いによって「より大きなものを追いかけはじめる」ことができるからです。2022年は牡羊座の人々にとって、半ば以降に「転機」が待つ年です。その「転機」を前にして、「なぜこんなことを目指そうとしているのか?」「もっと大きなスケールで見れば、叶えるべきことは別にあるのではないか?」という発想が生じます。この発想の源には、限りない優しさや人間愛、気高い心、人生の本質が隠されています。「自分はもっと高く本質的なものを目指せるのだ」ということに気付かされる、清らかで力強い年明けです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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