「足元を見ると不安定にぐらつくが、遠くを見るとまっすぐ歩ける」という現象があります。また、学校時代、運動会などの「行進」で手足の動きの順番などを意識させられた時、動きがギクシャクして歩き方がわからなくなった、という経験をした人もいるだろうと思います。この時期は特に、そんなことがあるかもしれません。近い所にあるものを意識すると少々ギクシャクするのですが、少し遠い場所、なんらかの「対象」、自分以外のものに意識を向けると、スムーズに動けます。
たとえば、「自分がどう見られているか」を意識するとうまく動けないけれど、仕事の内容自体、活動のナカミ自体に意識が向かうとうまく動けます。恋人が自分をどう思うかを考えると身がすくみますが、相手の素晴らしさや相手の幸福に意識を向けると、自然に動けるようになります。次のテストの点数のことを考えるとやる気が失せますが、学んでいることの内容そのものに興味を持てれば、勉強にのめり込めることもあります。「自分をよく見せること」ではなく「伝えたいこと・相手を楽しませること」を考えた時、勇気が湧いてきます。意識を「自分」のほうに向けず、「対象」に向けると、今週は絶好調でいられます。
12日は、うれしいことの多い、キラキラの転換点です。これまで頑張ってきたことが「次」に繋がる飛躍の時であり、愛の季節のスタートラインです。