石井ゆかりの星占い

2023/4/17 - 4/23

おひつじ座

おひつじ座

3.21 - 4.19

とても重厚な、濃密な、中身のぎゅっと詰まった「スタート」のタイミングです。
というのも、20日、貴方の星座で日食が起こります。日食は「特別な新月」でロングスパンでのスタートラインです。さらに、実は今年、貴方の星座で新月が起こるのは2度目です。3月22日にすでに1度新月が起こっているのです。新月は年1度が普通ですから、これも少し特別なのです。さらに今は12年に1度訪れる木星が貴方のもとにあって、レアイベントです。つまり、レアな条件がいくつも重なった「スタートライン」が、この20日前後の時間帯ということになるわけです。

今週の「スタート」には、前述の通り、重みや厚み、濃さがあります。まっさらな白紙に筆をおろすような、フレッシュで軽やかな「スタート」のイメージとはちょっと違うのです。むしろ、去年からの経緯、これまでやってきたこと、3月に着手したことなどが、今週の「スタート」にすでに盛り込まれています。スタートする乗り物には、あらかじめ準備されたものや過去から引き継ぐものが荷物としてドカンと乗っているのです。

もしかすると、今週の「スタート」では、そうした「すでに積載している荷物」の確認から始める必要があるのかもしれません。立ち止まったり振り返ったりする作業は「スタート」とはちょっとイメージが違うかもしれませんが、壮大な冒険に出ようとする「スタート」は、100メートルを走る「スタート」とは、まったく違った様相を呈するものなのです。

中には、これまで集めたいくつかのチケットを組み合わせて、より大きな旅程を組み直す、といった試みを始める人もいるでしょう。ショートトリップのつもりで計画したことが、ロングジャーニーの入り口に変わる、その転換点が今週に置かれているのかもしれません。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



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