「いつかそのうち」。そう思って神棚に上げたままの夢があるでしょうか。遠すぎて行けなさそうな憧れの場所や読破できるかわからないような重厚な書物、取れそうもない資格、話せそうもない雲の上の人。「いつかきっと」と思いながら、ずっと手を付けずにいたことに、今週、着手することになるかもしれません。
「千里の道も一歩から」の言葉どおり、はるか遠い宇宙へ旅する時でも、まずは自室の片付けから始めなければならない場合もあります。その「自室の片付け」が面倒なばかりに、宇宙旅行を断念する、という人も世の中には決して少なくありません。これはもちろん比喩ですが、冒険旅行のずっと前にまず片付けなければならない条件が、ほかならぬ冒険旅行のボトルネックとなっている、という現象は、ごく一般的です。ボトルネックになるのは、「面倒くさい」という思い以外にも、たとえば失敗への不安や恐怖、周囲への遠慮、罪悪感、恥ずかしさや見栄など、さまざまな心情が考えられます。
今週変化するのはもしかすると、貴方のそうしたボトルネック的な心情なのかもしれません。自分が今まで怖れていたことが、実は「本当に怖いことではなかった」と知った時、貴方の本物の冒険旅行が始まるのかもしれません。