引き続き、「ゆっくり」で大丈夫です。先を急いでも今は、何も起こりません。さらに言えば、「早く完璧に仕上げる」ことが一体誰のためになるのか、そのことに根本的な疑問も湧いてくるかもしれません。私たちは一生懸命何かに取り組む時、だんだんと「何のためにやっているのか」を見失っていきます。最初は周囲を楽しませるためにやっていたのに、いつのまにか自分が褒められることだけを目指していた、とか、最初はおもしろくてやっていただけなのに、いつのまにか失敗しないことだけが目標のようになっていた、等々、本質を見失って自分で自分を苦境に追い込むようなことを、多くの人が経験しています。たとえばもし貴方がそんな状態にあるなら、今週は「本質」にぐっと立ち戻れるかもしれません。「今あくせく目指しているこの目標は、本来の目標だったかな?」と問い直せるのです。
今は、関わっている人々、一緒に活動している人々、ともに暮らしている人々が、多く本質的なことを教えてくれます。それも、おそらく言葉ではなく、活動そのもの、暮らしそのものを通して、たくさんの大事なことを伝えてくれているのだと思います。これを受け取るには、少し意識をシフトすることが必要なのかもしれません。「何を見ようとするか」で「何が見えるか」が大きく変わる時です。