「百聞は一見にしかず」で、目で見ることができるものなら、ほとんど説明は要りません。でも、まだ出来上がっていないものとか、概念的なもの、イメージを伝えなければならないような場合も、よくあります。その場合は「百聞」、つまり必死でたくさんの言葉を尽くさないと、足りません。かたちあるものをわかってもらうのに比べ、かたちのないものをわかってもらおうとする時は、何十倍もの「熱量」が必要なのだろうと思います。
何度依頼しても断られた件が、ある人の情熱的なプッシュで最終的にOKになった、などという話をたまに耳にします。「熱量」は、なかなかバカにならないものです。この時期、貴方が誰かを動かしたいと思うなら、「熱量」がおおいに物を言うでしょう。また、誰かの「熱量」によって、貴方が動かされる場面があるのかもしれません。
今週以降、物事のペースはスローダウンしますし、混乱や停滞も起こりやすくなるかもしれません。でも、熱い気持ちや強い意志は、そんな中でむしろ、いつもより役に立つでしょう。論理的でシャープな解説よりも、たどたどしくても熱いアプローチのほうが、状況を動かす力を持つ時期であるようです。