ものごとが「自然に転がっていく」状況にあるのですが、妙なことにその方向性が、なぜかふたつあります。
貴方はその一方のハンドルを握っているのですが、ハンドルの効きはかなり鈍く、「自然に転がっていく」のを完全には制御できません。
貴方はあくまで論理的に、計画的にことを進めようとしています。
しかし、もうひとつの転がっていく輪は、貴方の目に非論理的に、矛盾に満ちたものとして映ります。
ただ、それは非論理的であるがゆえに、まったく制御不能です。
誰もハンドルを握っていないようにも見えます。
なかなか複雑な状況ですが、コントロールしやすさという点では、相対的に、貴方のほうに分があります。
貴方のアイデア、考え、意志、そして愛が、状況をより望ましい方向に進めるための唯一の力となっている気配もあります。
貴方がハッキリと「このように進めたい」という意向を示すことで、まず貴方のがわの流れが変わり、その影響を受けてもう一方の流れも「おや?」と、勢いを緩めます。
どんなに状況が「制御不能、勝手に転がっていく」ように見えても、実際には、貴方の手にわずかに、制御の可能性があります。
ゆえに、もし状況が望ましい方向に動いていると感じられるなら、そのまま突き進めばOKです。
あるいはもし、「この動きは望ましくない」と思えたなら、それを止めるためのアクションを起こすことに、大きな意味があります。