話は全部聞いたうえで、もう一度細かいところまで質問したいところです。
この時期は「受け取る」ことがいちばん重要です。
自分が何を言うかとか、どうパフォーマンスするかといったことは、二の次、三の次です。
相手が喋っている間に次に自分の話すべきことを考える、といった時間の使い方は、少なくとも今の時間には、まったくフィットしません。
聞く時はただひたすら聞くので、そこにほかの動作の入る余地がないのです。
受け取るべきものが非常に深く、複雑なので、表面的なものに騙されないように、気をつけなければならないのです。
ニコニコしている相手も、心の中では泣いているのかもしれません。
厳しい顔をしている相手の胸に、優しい気持ちが詰まっているのかもしれません。
それを受け取るためには、全力で相対する必要があります。
他の事に気をとられるわけにはいかないのです。