「世の中にはいろんな人がいるなあ!」と、驚きを持って呟きたいような場面があるかもしれません。いろいろな人生があり、いろいろな選択があり、いろいろな生き方があるのが人間社会なのですが、私たちはどうしても、自分を中心に半径5メートル以内くらいにいる人々をわずかなサンプルとして「人生はこんなもの」と考えてしまいがちです。ゆえに、時々非日常的な世界に出向き、自分とはかけ離れた人生を歩んでいる人に出会って「なるほど、人生にはもっと、いろんな選択肢があるのだな」と驚かされるのです。
今週、エキセントリックな人、とんがった人、突飛なことをする人、最初は「理解不能」の人と関わることになるかもしれません。そうした人と関わった時、自分の世界観が少なからず破壊され、新しい条件が流れ込みます。「世の中には自分が思っていた以上に、いろいろな人がいる」と気づく時、必ず自分自身に対する見方が変わります。それはつまり、人を捉える物差しがバージョンアップされるということだからです。