たとえば「相談したいことがあるんだけど」と言われ、話を聞き始めたところ、なぜかどうしても「何を相談したいのか」が伝わってこない、という現象があります。
2、3時間も話して、そろそろ疲れてきたな、と思ったところで、いきなり相手が思いきったように「実は、本当に話したいことは別にあって」と、本題を切り出す、といった展開になります。
相手の胸にあること、本当に俎上に載せたいことが、今週はなかなか、出てこないかもしれません。
相手が言いたいことを言っているようで、実は喋れば喋るほど遠回りしている、といったこともあるかもしれません。
あるいはもしかすると、貴方は最初からそのことを見抜いていて、「どうすれば手っ取り早く核心に触れられるだろう」と、思案し続けることになるのかもしれません。
「中」に隠されていて後から出てくるものは、かなりのボリュームで、熱がこもっていて、おそらく、貴方にとってもとても大切な話です。