愛や情熱は、枠やカタにはめられることを嫌います。箱からはみ出していくのが愛で、「普通の冷静な態度」「理性的判断」を飛び越えてゆくのが情熱です。自分の中にコントロール不能な衝動が存在するのを認めることが、できにくいような世の中です。でも、それらは確かに存在しています。
今週の貴方の世界では、愛や情熱が思うさま荒ぶろうとするのを、理性や自制心で律しようとする「格闘」が繰り広げられるようです。「これこそが自分だ」と思えるものがあり、「そうであってはならない」と制する力があります。どちらが正しいというのではなく、おそらく両者の対決から「生まれ落ちるもの」が重要なのかもしれません。
たとえば大きな野心を抱いたティーンエイジャーが「そんな進路は認めない」と親の反対にあった時、それを乗り越えていけるかどうかが、成功へのひとつの関門となることがあります。その衝突自体が、未来に向かうひとつの重要なゲートなのです。