石井ゆかりの星占い

2021/12/27 - 2022/1/2

いて座

いて座

11.22 - 12.21

自由奔放に生きているように見える貴方ですが、実は「周囲からの期待に応えたい」という気持ちを胸いっぱいにたたえています。ただ、気前よく周囲の期待に応えているうちに、突然「もうこれ以上は無理!」という限界が来て、パッとすべてを放り出してしまう、という現象も、時々起こるようです。この時期の貴方は特にパワーにあふれていて、人の要請にできるだけ応えたいという思いを持っているのですが、同時に、おそらく「やりたくないこと」への抵抗感も、普段以上に強まっているようです。

人生や生活にはさまざまなしがらみや制約があって、「やりたいことだけやっていればいい!」という状況には、なかなかなりにくいのですが、この時期は「やりたくないこと」はできるだけ、避けることも大事なのかもしれません。自分の心にウソをついて無理やり笑顔を作っても、怒りが生まれるばかりで何にもなりません。自分の世界のこと、自分の情熱、自分の愛、自分の宝物。自分自身が正直でいられる場を選択していくことも、今はとても重要なのだと思います。

今週以降、射手座の人々は「居場所」の時間に入ります。自分自身の世界、自分にしか見えない風景を作るための作業が始まります。たとえばどんなに身近にいて、いつも一緒に暮らしている相手でも、見えている風景は自分と相手で、少なからず異なっているものです。「居場所」は自分ひとりのものではないのに、自分にしか見えていない世界だという点で、非常に複雑で、微妙な部分をたくさん含んでいます。だからこそ、できるだけ語り合い、伝え合うことが大事なのですが、同時に、「語りたくないことは語らない」ままで寄り添い合えることも、とても大切なのだろうと思います。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



今週の空模様



公式サイト「石井ゆかりの星読み

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