遠くにいる誰かが、「貴方の手の中にあるそれは、ものすごくいいものだよ」「使い方によっては、圧倒的な価値が生まれるよ」など、ごく具体的なアドバイスをくれるかもしれません。ずっと時間をかけて貴方の手の中に蓄積されてきたもの、身につけてきたもの、広げてきたもの。ぬか床や割り下のように、使い続けて深みを増したものもあるかもしれません。長い時間の中で少しずつ育つものを、私たちはつい、軽視しがちです。それは昨日と今日とでたいして変わったようには見えないからですが、第三者の目にはその価値は、一目瞭然です。
「遠くから来た旅人が、その地で何気なく使われているものに驚く」というシチュエーションはめずらしくありません。地元の人には「当たり前」でも、遠くに持っていけば宝石か黄金のように扱われるものがあります。過去10年、20年の中で貴方が培ってきて、いまや何気なく、あるいは少々乱暴に扱っているものが、誰かの目に照らせば千金の価値がある、今週のどこかでそんな発見ができそうです。もしかするとそのことはすでに、2年ほど前からわかっていることなのかもしれません。あの件が今週、大きく進展することになるのかもしれません。




