石井ゆかりの星占い

2022/10/31 - 11/6

いて座

いて座

11.22 - 12.21

試合の最中に、「ベンチに戻る」ような時間に入っています。ハーフタイムのような「中入り」のような時間帯です。5月頃からやりたいことにガンガン取り組んできた人、8月末頃から必死に戦って来た人は特に、この「小休止」がうれしく感じられるかもしれません。相手も勝負の手を休めているので、堂々と休むことができます。もとい「休む」と言っても、何もせずにのんびりする、というわけではなさそうです。むしろ、普通の「休みの日」にやるようなこと、たとえば家の中を掃除したり、洗濯したり、家族や身近な人と一緒に過ごしたり、身内と大事な話をしたり、愛する人とふたりだけで大切な時間を共有したり、ひとりだけで楽しめることに没頭したり、といった分野では、とても忙しくなるはずです。身近な人を助けるために重要な手続きをするとか、じっくり雑談を重ねて信頼関係を作るとかいったことも、この時期はかなりはかどります。

ひとりの人間として、個人の心情の上でいちばん大事なものに、時間と労力を注ぐこと。この時期のいちばん大きなテーマは、それなのかもしれません。優しさやあたたかさ、愛情、夢といったものが普段、忙しさのあまりおろそかになりがちな人ほど、この時期は優しい世界に立ち戻ることを意識したいところです。

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石井ゆかり

ライター。「フィガロジャポン」本誌にて2010年から星占い連載を手がけ、ムック本「石井ゆかりの星占い3」(CCCメディアハウス刊)が好評発売中。そのほか、さまざまな媒体で記事やエッセイなどを執筆し、『12星座シリーズ』(WAVE出版刊)は120万部を超えるベストセラーに。『愛する人に。』(幻冬舎コミックス刊)、『夢を読む』(白泉社刊)など、著書多数。累計発行部数は400万部を超える。



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