タフな交渉では「どれくらい強く言って大丈夫か」が問題となることがあります。複雑なやり取りや勝負がかかっているような場面でも、交渉自体を決裂させないことが、まず大前提です。今週はその点、かなり力を込めても大丈夫なのかもしれません。あるいは、相手がパワーを出してくるので、こちらも「受けて立つ」形でパワーが出しやすくなるということなのかもしれません。
コミュニケーションにおいてはどんな場合でも、すべて本当のことを言うとか、情報を洗いざらいさらけ出す、といったことにはなりません。さまざまな制約がありますし、カードゲームのように「互いに手の内を隠しておくから成立する」部分もあります。今は「何を出して、何を出さないか」という判断も、とても重要になるようです。「相手に何を伝えるか」より、「どの情報を相手に見せないか」という観点から考えると、闘いやすくなるかもしれません。