占いの場では「使命」という言葉をしばしば、目にします。「私の使命はなんですか?」とストレートに言う方もあれば、「私の適性というか、使命というか、人生の目的のようなものがあれば、教えてください」というような表現をされる方もいらっしゃいます。「人生の目的」や「適性」なら、自分ひとりの世界の中だけでもある程度、成立するかもしれませんが、「使命」はそうではなさそうです。「使命」は「自分以外の他者がいる世界で、他者に対して何ができるか」というイメージを色濃くはらんでいます。
占いを読む時、私たちはどうしても「自分の生活はどうなるか」「今週、辛い思いをせずにすむかどうか」といった、自分個人を内向きに捉える考え方をしがちです。ですがその一方で、同じ占いを読むのに、「私の、この世での使命は何か?」といった、外側に開かれた眼差しで自分自身を捉えようとする人が、決して少なくないのです。他者がいて、あるいは「天」のような不可知の存在があって、そして自分がいる。自分の人生はそうした、他者や外界や、さらに深遠なものと結びついていて、何かしら為すべきことがある。今週の牡牛座の人々は、おそらくそんなふうに大きな視野に立って占いを読もうとするかもしれない、と感じました。
今週、「世界は自分に何をしてくるのだろう?」という受動的視点に立つか、それとも「自分は世界にどう働きかけることができるだろう?」という能動的視点に立つかで、物事がガラッと変わって見えてくるかもしれません。「こちらが働きかける側だ」と考えた時、世界が一気に広がり、明るく見えてきます。動ける場所があり、輝くテーマがあり、必要とされていることがわかってくるのです。




