「自分勝手」くらいでちょうどいい時です。「自分勝手」は一般には非難の表現ですが、たとえばもし、チーム全員が「自分勝手」だったら、「自分勝手な人」はいないということになります。みんなが互いに気遣い、忖度し合って行動している時、その中のひとりかふたりが「自分勝手」な時だけ、問題が起こるのだろうと思います。さらに言えば、チーム全員が「気遣いと忖度の人」だったならば、場合によっては「方針が一向に決まらない」という状況に陥ることもあります。誰もが空気を読もうとし、決定の責任を避けるために強い主張をしない結果、空気自体が生まれないのです。
この時期、貴方の「自分勝手」は、貴方自身だけでなく、みんなの役に立ちます。貴方の正直な要望や情熱が、みんなにとっての揺るぎない方針となるのです。たとえみんなの思いと貴方の方針が違っていたとしても、貴方の方針がたたき台となって、みんなが自分の真の望みを発見できます。そしていずれの場合も、なんらかの形で、貴方の要望が通り、ハッピーな結果に結びついていくのです。