「遊び」は、よく考えると何がおもしろいのかよくわからないようなものが多いのです。シーソーで上がったり下がったりするとか、でんでん太鼓とか、石でやる「水切り」とか、子どもはそれがとてもおもしろくて何度も繰り返すのですが、その「おもしろさ」の理由は、大人が理屈でかんたんに説明できるようなものではありません。
「それをやって、何になるの?」「何がおもしろいの?」と聞かれるようなことを、おもしろがってずっとやっている、というのが、もっとも豊かで素晴らしいことのように思えます。シャボン玉遊びの「コスパ」「タイパ」など、誰が計算できるものでしょうか。
今週の牡牛座の人々は、たぶん心から何かを楽しんでいるのです。それは何の役にも立たないし、「なんのために」やっている、と言えるようなことではないだろうと思います。思えば、恋愛も子育ても、ペットを可愛がることも、本来、その先に何か別の目的があるような営為ではありません。でもそれこそがいちばん大事なことだと、多くの人がちゃんとわかっているのです。